FXで投資を進めていると、SMAやEMAという見慣れない用語を目にすることもあるのではないでしょうか。
そもそも、「FXにおけるSMAとはなんなの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
実は、FXにおけるSMAとEMAを的確に活用することで、FXの勝率を上げられるかもしれません。
本記事では、SMAとは何なのか、EMAとは何が違うのか、それらの疑問に答えるべくSMAについて徹底的に解説していきます。
この記事でわかることは、次の3つです。
①SMAとは何か?
②SMAの売買サインの見つけ方
③SMAの注意点
では、まず初めにSMAの基本情報からみていきましょう!
FXのSMAとは何か?
(右の図解を挿入)
そもそもSMAやEMAでは「MA」という文字が一致していますが、「MAは移動平均線であるよ」という意味です。
移動平均線とは、ある一定期間の価格の平均値をつなぎ合わせてライン状になったものです。
要するに、SMAもEMAも移動平均線の一種であると理解してください。
その中でも、SMAは、簡単に言えば「直線」です。移動平均線の中でも最もシンプルでよく使われているものになります。
Simple Moving Averageの頭文字をとってSMAと呼ばれています。日本語訳すると単純移動平均線になりますね。
形成される線は非常になめらかで、曲線がないためわかりやすいです。直近の値動きに対して反応が鈍いのが玉に瑕なポイントになります。
SMAとEMAの違い
SMAとEMAの違いは、線の傾き方です。
SMAは単純移動平均線であり、線は単調なまっすぐしたものとイメージしてください。
一方、EMAは指数移動平均線と呼ばれ、指数関数のようにグルっと曲線状にうねります。
EMAの方が直近の値動きに対する反応が早いため、きちんと値動きに対応して行くことができます。しかし、その分だけ線のブレも激しくなってしまうので、ダマシが発生しやすいというデメリットがあることも押さえておいてください。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で利用するようにすると良いでしょう。
SMAの算出方法
単純移動平均線と呼ばれるSMAの値はどのようにして求められているのでしょうか。
まず初めに、計算期間を決めます、その後、その期間内全ての終値を足し合わせ、その合計値を期間の終値の総本数で割り算をします。
計算式にすると、「SMA=終値0+終値1…終値n-1/n」となります。
ちょっとややこしい計算式ですね。
SMAの値を求める瞬間はFX初心者のうちは中々ないかもしれませんが、どのように求められるのかを知っておくことでSMAについてより深い理解ができるでしょう。
SMAとEMAはどちらの方がおすすめ?
では、移動平均線(MA)の話をしてきましたが、実際のところSMAとEMAはどちらの方がおすすめなのでしょうか。
ここまでの内容をまとめると、SMAはダマシが少なく簡単に見れるが、直近の値動きに弱い。逆に言えば、EMAは直近の値動きに強いが、ダマシがあるということになります。
どちらの方が初心者におすすめなのかみていきましょう。
多くの人が使うSMAが人気
結論から言えば、多くの人が使うSMAの方がおすすめです。
なぜかと言えば、値動きというものは結局は市場に参加している人々が作っているため、その人たちと同じSMAを見ることで、同じスタートラインに立てるからです。
しかし、もし万が一あなたが値動きの勢いを重視したトレード手法を扱う場合などは、SMAでは直近の値動きを察知しづらいため、EMAの利用をおすすめします。
特にこだわるトレード手法がない場合は、SMAを利用する方が無難でしょう。
SMAの売買サインの見つけ方
FXで勝つためには売買サインを発見することが非常に大切です。
売買サインを見逃さないことで、利益を出せるポイントを見逃さないように運用できます。
この項では、SMAを用いたときの売買サインの見つけ方をご紹介します。
SMAの売買サインの見つけ方のポイントは、次の2つです。
- デッドクロス
- ゴールデンクロス
それでは、1つずつみていきましょう!
デッドクロス
デッドクロスとは、売りサインのことです。
難しいカタカナを利用されると複雑に物事を捉えがちですが、これは非常に単純に考えられます。
簡単に言えば、短期間の移動平均線が長期間の移動平均線の下に抜けたらデッドクロスとなります。もしあなたがFXで勝率を上げたいならば、見逃してはいけない売りサインの1つになります。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロスとは、買いサインのことです。
簡単に考えるために、デッドクロスの逆と考えてもらえばわかりやすいでしょう。
要するに、中距離の移動平均線が長距離の移動平均線の上を抜けたらゴールデンクロスで、買いサインであると押さえておきましょう。
このゴールデンクロスは、レートが継続して上昇を始め、長期的なトレンドが変化してきたことを表すサインなので、見逃さないようにしましょう!
FXでSMAを使う際の注意点
FXでよく使われるSMAですが、その使い方に何か注意点はあるのでしょうか。
どうせFXにチャレンジをするならば、注意点を怠って失敗したくないですよね。
この項では、FXでSMAを使う際の注意点について解説していきます。
FXでSMAを使う際の注意点は1つにまとめられます。
それは「直近の大きな変動に弱い」という点です。
では、詳しく掘り下げていきましょう!
直近の大きな変動に反応が遅れる
SMAは過去の一定期間におけるレートの平均値から算出されています。要するに、レートが短期間に一方的に動いてしまうと、反応が遅れてしまいます。
それはやはり、過去の情報をベースに処理を行なっているため、直近の大きな変動に弱いのです。
「よし!このタイミングでエントリーしよう!」となったときには、その時点ですでに遅かった、という事態が考えられることを念頭に置いておきましょう。
これは非常に大きなデメリットですが、そのデメリットを補うために「EMA」があります。
EMAとは、冒頭説明した指数移動平均線のことです。EMAは直近の大きな変動に重視した性質を持っているため、SMAのデメリットを塗りつぶしてくれます。
しかし、大きな変動に対応している分、ダマシも多いため、その点は気をつけるようにしましょう。
SMAを用いてFX投資を行ってみよう!
本記事では、SMAを用いたFX投資について説明しました。
SMAとは、単純移動平均線のことであり、なめらかな直線であることが特徴です。利用者は最も多いため、直近の値動きに弱いことを気にしない初心者の方におすすめになっています。
この記事を通して伝えたかったことは、SMAにしろEMAにしろ利用するときは「活用ポイント」と「注意点」に着目するようにしてください。
もちろん、SMAもEMAも本記事の中で説明したようにメリットやデメリットがありますが、それぞれの活用ポイントを生かして利用することでFXの勝率を上げることができます。
SMAの「活用ポイント」と「注意点」が理解できなかった人は、もう一度本記事を読み返して見てくださいね。
あなたがSMAを用いたFX投資で成功することを祈っています!
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