専門用語について

専門用語について

最初に市場に出たときは、まったく理解できない多くの専門用語やなじみのない用語に出くわす可能性があります。

ですが心配はいりません。

これはすべての人に起こり得ます。

ただし、業界の専門用語をできるだけ早く理解することで、目の前で何が実際に起こっているのかを理解できるため、非常に重要です。

以下では、外国為替(FX)取引を開始する前に知っておく必要がある主要用語について説明します。

 

売り(Bid)と買い(Ask)

通貨ペアを見ると、2つの異なる為替レートが常に表示されます。

これは、売り価格と買い価格です。

多くの場合、これは新しいトレーダーにとってはわずかと思われますが、実際はそうではありません。

売り価格:誰かが通貨に対して支払う意思のある最高価格

 

買い価格:誰かが通貨を売ろうとする最低価格

 

当然のことながら、人々は取引のために最高の価値を得ようとしているため、売り価格は常に買い価格よりも低くなっています。

ただし、これらの2つの価格が中間で交わるとき、それが取引が発生する瞬間となります。

ブローカーによっては、買い価格が「オファー価格」と呼ばれる場合もあります。

 

スプレッド(Spread)

スプレッドは売り価格と買い価格の差であり、通常はpip(ピップ)で測定されます。

多くの場合、それは市場の流動性の主要な指標となります。

スプレッドが小さいほど、市場は流動性が高くなり、逆もまた同様です。

たとえば、メジャー通貨ペアのスプレッドは、取引量が少ないエキゾチック通貨ペアのスプレッドと比較すると、取引量が大きいため、通常低くなります。

また、スプレッドは、市場のボラティリティ(価格変動の度合い)と不確実性が高まる時期に拡大することがよくあります。

これは、価格が高くなり、スプレッドが増加するにつれて収益性の高い取引の可能性が減少するため、トレーダーが新しいポジションに入るのを思いとどまらせる可能性があります。

証券会社を利用している場合、スプレッドは通常、彼らが利益を上げる領域です。

こちらが売り買いのスプレッドの例です。

これから、売り価格から買い価格を差し引くことにより、ピップのスプレッドを計算できます。

スプレッド = 13033ピップ – 13031ピップ = 2ピップ

 

ブローカー間の競争は熾烈です。

スプレッドが低いことは、証券会社が競争する主要な要素です。

このため、低いスプレッド価格を広告で引用し、新しいトレーダーを引きつけようと誘惑することもしばしばあります。

彼らの広告で引用されたスプレッドは、通常ユーロ/ドル(EUR/USD)に対するものです。

これは、市場で最も多く取引されているペアであるため、スプレッドが最も低くなる傾向があります。

ブローカーが競争する機会が増えるため、ブローカーが小数点第5位を導入する主な理由もこれになります。

スプレッド = 11174.2ピップ – 11173.4ピップ = 0.8ピップ

スリッページ

スリッページは、市場に注文する際に発生しますが、注文時とは別の価格で最終的に実行されることを言います。

これは、実行速度が遅いためであり、価格が大きく変動する高いボラティリティのときに発生します。

これは比較的一般的なことであり、通常は心配する必要はありません。

ただし、それはときに良い方向や悪い方向へといく可能性があります。

メジャー取引での通貨ペアなど、多くの取引をする場合、通常スリッページは問題になりません。

 

マージン

マージンは、レバレッジを使用するため取引口座に必要な金銭を意味します。

担保やローン預金であるように、マージンを確認する方が簡単な場合があります。

レバレッジを使用するには、通常の証券口座とは異なる口座が必要ですが、外国為替の取引口座の大部分はマージン口座です。

マージン口座を使用して取引している場合、「マージン」は口座にある残高を参照するために使用される単語です。

5:1のレバレッジで1,000ポンドのポジションに入るとしましょう

1,000ポンド / 5 = 200ポンド

 

この場合、必要なマージンは200ポンドになります。

つまり、この取引を実行するには、アカウントに200ポンドの残高が必要です。

 

アカウント通貨

もう一つ覚えておくべきことは、アカウントに保持されている通貨です。

多くの場合、最初に読み込まれた通貨となります。

通常アカウント通貨が含まれていないペアを取引する場合、取引している通貨ペアの基本通貨として交換する必要があります。

その時点から、通常どおりの取引が実行できます。

利益や損失もアカウントの通貨に交換され、これは普通であれば問題ありません。

しかし、一部の証券会社はこれに対して少額の手数料をとる場合があり、長期間にわたって最終的な収益に影響を与える可能性があります。

注意しましょう。



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