ストップロス

ストップロス

これまでこのコースではストップロスについて何度も触れてきましたが、もう少し詳しく説明します。

ご存知のように、外国為替市場は不安定で、予測するのが難しい場合が多いです。長年の経験を持ったトレーダーでさえそれを誤解し、予測したものとは正反対の方向に市場が動いていることがよくあります。

私たちのすべての指標が一方向を指していても、市場が他の方向に激しく動く可能性はよくあります。大きな経済的出来事や、新しい銀行政策、そしてどこからともなくやってくる噂さえも、価格に影響を与える可能性があるので、これに備える必要があります。

多くの初心者トレーダーは、過度に取引に乗り、市場が有利になることを期待（祈る）ことで間違いがおきます。また取引が赤字になり次第、すぐに損失を削減しますが、残念ながらこれらの戦略はどちらも正しくありません。

必要なのはストップロスです。簡単に言えば、ストップロスとは、価格が特定のレベルに達したときに自動的に実行される、注文を市場に出すことです。それはストップロスなしで取引からすべてのストレスと不安を取り除き、リスクのある私たちの取引残高全体で市場が暴走するのを防ぎます。

時には、損失を減らし、別の日に戦うために生きることが最善です。

ストップロスを配置する場所

先に触れたように、トレードごとにいくつのピップを失う可能性があるかを正確に計算できます。
アカウントの1％のみをリスクにしたいことがわかっている場合は、それに相当するピップの数を計算する必要があります。次に、ストップロスを配置できる最大ポイントがわかります。ただし、これは最善の戦略ではありません。ストップロスは常に無効化の時点に設定する必要があります。
これは、私たちが貿易に参入した理由がもはや有効ではなくなった時点にストップロスを置くべきであることを意味します。

たとえば、価格がサポートから跳ね返り、上昇傾向に戻ると予想しているとします。ストップロスをサポートの下で100ピップに設定するのではなく、サポートの下でおそらく10〜15ピップに設定することができます。

このようにして、最初の貿易理論が間違っていることが証明され（サポートが成立しなかった）、10〜15ピップの小さな損失で終了することができます。
この取引のために、リスク管理戦略に基づいて割り当てられた100のピップすべてを失う必要はありません。

これは、トレードで失うことをいとわない最大値であり、毎回失う量ではありません。

トレーリングストップロス

通常のストップロスの設定以外に、いわゆるトレーリングストップロスを利用することもできます。

トレーリングストップロスはトレード中に発生する変動に基づいて動きます。

たとえば、50ピップのトレーリングストップで1.1000にEUR / USDで購入注文を設定し、市場が1.1050に上昇した場合、トレーリングストップは1.1000に上昇します。

トレードがあなたの好意で動くたびに、トレーリングストップロスは50ピップ遅れます。これは、利益を確定し、成功した取引を可能な限り長く引き出すための優れた方法です。

ストップロスは、市場が50ピップスあなたに向かって動いたときにのみトリガーされます。

ストップロスをエントリーポジションに移動する

トレーダーがしたいことの1つは、トレードが有利になったときにストップロスをエントリーポイントに移動することです。これは本質的に取引からすべてのリスクを取り除き、追加の利益を生み出す際の「フリーショット」を効果的に行うため、優れた戦術となる可能性があります。

これは多くの場合良いアイデアであり、取引からのストレスを取り除くのに実際に役立ちますが、勝利した取引をいくつかの取引にさえブレークすることに変えることも意味します

時々、市場は激しく変動する可能性があり、その軌道に戻る前にストップロスを取り除くことができます。

これが発生した場合は、利食いゾーンに到達する前に取引が終了したことを確認でき、勝利した取引を逃しました。

時々これを行うことは問題ありませんが、ほとんどの場合、無効化の時点でストップロスを設定することをお勧めします。