【FX初心者必見】初心者が陥りやすい失敗を回避する5つのルール

FX初心者が陥りやすい罠に、皆さんは気づいていますか？

やみくもに取引してはいけないと知っていても、どんな罠が仕掛けられているかしっかり理解できていますか？

この記事では「FX初心者が陥りやすい失敗を回避するルール」について解説していきます。

要点をしっかりと抑えて、注意を払いながら取引をすることで、一発で資金が無くなることを避けて、初心者でも着実にステップアップしていくことができます。

実際にたった数時間で資金を0にした経験と、その反省から資金を積み上げた経験から、特に最初に抑えておけば良かったポイントを5つにまとめています。

その他にも「FX初心者が陥りやすい失敗パターン」を知っておくことで、ご自身も同じ落とし穴にはまらないように対策を取ることができます。

ぜひこの記事を読んでビギナーズラックには頼らないご自身のFX投資術を見つけるきっかけにしていただければ幸いです。

FX取引を行う上で大事にしたい大前提

まずはFXで取引を行っていくうえで、ベースとして初心者のみならず意識しておきたいポイントを解説していきます。

大前提を意識することで一歩でも進んだ思考を持って投資を行うことができますので、しっかりと抑えていきましょう。

FXは「投資」である

まず一番大事にしたい前提がFXは「ギャンブル」ではなく「投資」であるということです。

FXは一見、今の価格から「上がるのか、下がるのか」を選ぶギャンブル的な考え方を持つ方も少なくありません。

しかしプロのトレーダーや、FXで資産を作り出している方々のなかでこのギャンブル的な取引で成功している人はほとんどいません。

必ず成功するというわけではありませんが、失敗を減らすという意味ではFXはギャンブルではなく投資であるという前提が必要になります。

FXはプロでも必ず勝てるわけではない

もう一つ念頭に置いておきたいことが、「FXに絶対勝てるは存在しない」ということです。

プロのトレーダーでも勝率は60%と言われており、たとえ負けが4割あっても、トータルで勝てていればOKという考え方で取引をしています。

この意識を持つことで、メンタル的にも安定しやすく、必ず勝てると謳うような情報商材に惑わされなくなります。

勝率を上げていくことも大事ですが、トータルの利益で考えていくことが重要になります。

人間は「プロスペクト理論」が働きやすい

最後に投資初心者なら知っておきたい心理学を応用した「プロスペクト理論」に触れていきます。

プロスペクト理論を投資に当てはめると、利益が出ているときは損失を回避する動きをしやすく、損失が出ていると取り戻そうとする動きをしやすくなります。

ここにはまってしまうと、取引が感情的になり、冷静な判断を失ってしまいかねません。

感情的ならずに、着実に利益の積み上げを遂行していくためにもプロスペクト理論を知っておくことが重要になります。

FXで初心者が陥りやすい罠とは？

ここからは、FXにおいて特に初心者が陥りやすい失敗例を上げて解説していきます。

裏を返せばこういうことをしなければ失敗をする確率を下げることにつながって行きます。

FX初心者の罠①：レベレッジをかけすぎる

FXの魅力のひとつでもあるレバレッジですが、投資初心者にとっては大きなトラップになってしまうことがあります。

国内のFX会社では最大25倍、海外のFX会社を利用すると数百倍といったレバレッジをかけることができます。

保有する資金より大きな金額の取引ができる反面、大損してしまうリスクがあるということを見落としがちです。

特に資金に余裕がない状態での高レバレッジは、急な値動きに対応できなくなるので注意が必要です。

FX初心者の罠②：FXの勉強不足が招くギャンブル性

FXで資産を積み上げていくためには、為替の変動などの勉強は絶対に不可欠です。

勉強せずにFXに挑むということは、ギャンブルで取引をしているのと何ら変わりありません。

「上がるか下がるか」の2択の運任せよりも、「これから上昇トレンドに入りそうだから買おう」と理論づけて取引するほうが格段に勝率は上がっていきます。

ビギナーズラックに頼らずに、仕組みや特徴、分析方法などを学んで継続的に勝っていけるように対策していく必要があります。

FX初心者の罠③：「いつか上がる」はポジティブすぎる

FXにおいて感情に任せるような取引を行ってしまうと、結果として大きな損失を抱える可能性が高くなります。

特に初心者が陥りやすいのは、「いつか上がるからそれまで待ってみよう」「この値段なら利益を取れるかも」といった現象です。

それぞれに根拠がなく、気づいたら損失が拡大したり、不用意にポジションを持ってしまい身動きが取れなくなります。

その上、損失を取り返そうと冷静な判断もできずに取引してしまうと、あとはどんどんとドツボにはまっていきます。

「損切り」ができないプレイヤーはこのような状況に陥りやすくなります。

FX初心者の罠④：強制ロスカットで資産が無くなる

損失が膨らんだままにしていたり、資金的に余裕を持ったポジションで取引を行っていないと、急激な変動によって強制的に決済が行われてしまうというパターンも初心者が陥りやすいポイントです。

FXではある基準に達すると「ロスカット」と呼ばれる資産を保全するため強制的に決済を行う仕組みになっています。

この仕組みを理解していないと、あっという間に蓄積していった資産が無くなってしまいます。

ロスカットに陥ってしまう原因はいくつかありますが、証拠金維持率とレバレッジの倍数を意識した取引と損切りを使うことで、大きな損失を避けることができます。

FX初心者の罠⑤：情報商材に頼りすぎる

そしてもうひとつ陥りやすいのが自分の取引ルールではなく「情報商材等の情報に頼った」取引をして損失を膨らましてしまうパターンです。

FXに関連するすべての情報が悪いわけではありませんが、中には「絶対に勝てる」「100％利益を出す」といった冷静に考えれば疑問を持つような商材も世にはたくさん出回っています。

必ずしも自分に合った取引手法であるとは限らないですし、情報に頼りきった取引を行うのはおすすめできません。

FXには色んな取引の仕方があるので、情報を参考にしながら自分の取引ルールの構築に活用していくという意識を持つことがとても重要です。

投資初心者でもFXの失敗は回避できる

ここまでFX初心者が陥りやすい失敗について解説していきましたが、冷静になれば頭ではわかっていることがほとんどかもしれません。

しかし実際に取引画面を前にして、自分の資金を運用していくと様々な要因が投資判断に影響を与えてしまいます。

ここからは先ほど挙げたような失敗を回避するための対策を5つのポイントに分けて解説していきます。

FX失敗回避策①：「損切り」を恐れない

まずは「損切り」を恐れないというのがFX初心者にとっては非常に重要なポイントのひとつになります。

損切りは自分で「取引金額の〇％以内」や「1取引の最大損失は○円まで」とルールを決めて、これを守っていくことが重要です。

損失はできる限り少なく抑えて、利益はしっかりとっていくことで、知識も経験値も着実にステップアップしていきます。

FXで失敗する人の多くはこの損切りができずに、ずるずると損失を大きくしてしまうパターンなので、精神面での負担も最初は掛かりますが、1回ごとの取引で一喜一憂するのではなく、トータルでプラスになることを想定して取引を進めていく意識を持っておきましょう。

FX失敗回避策②：自分の取引ルールを作って守る

FXの経験値を高めていくために、自分の取引ルールを作成して、ルールを守ることがとても大事になります。

取引がうまくいかなくなったときに、自分の取引記録を参考にして改善を図っていくのですが、重要なのは「取引を行った根拠が明確」かどうかで取引記録の情報の質が左右されます。

例えば、とりあえず買い注文を入れて、やみくもにエントリーして利益を上げたところで、「なぜ勝てたのか」がわからなければ継続的に勝ち続けていくのは非常に難しいといえます。

利益が出た根拠、損失が出た根拠を分析していくことで、市場の変化にも対応をしていく経験値が身についていきます。

そのためにも根拠となる「自分の取引ルールを守って取引する」ことがとても大事な要素になっていきます。

FX失敗回避策③：レバレッジを抑える

FX初心者が失敗を回避するためにも、レバレッジは3倍までに抑えることをおすすめします。

レバレッジを高くしてしまうと、少しの為替変動で大きな損失に繋がってしまいます。

証拠金維持率を保てるくらいの余剰資金で運用できる場合を除いて、レバレッジを抑えることで、強制的なロスカットや耐えられる含み損に耐え切れない状況を避ける狙いもあります。

損失額も少なく抑えられるので、次の取引にも移りやすいことからまずはレバレッジを抑えて取引することを意識して失敗を回避していきましょう。

FX失敗回避策④：ポジションを持ちすぎない

もうひとつFX初心者が失敗を回避するために「ポジションを持つタイミング」を意識しておきましょう。

まだ取引になれていない状況であれば、ポジションを持ったまま本業のお仕事に出かけたり、週末を挟んでしまうのは極力避けることをおすすめします。

精神的にも気になってしまい、なかなか仕事が手につかない場合もありますし、急激な為替変動が起きてしまったときに対応することができず手遅れになってしまうこともあります。

またいわゆる「ポジポジ病」ともいわれる常にポジションを持つ状態を続けてしまうと、相場の流れについていけなくなりますので、「ポジションを持つタイミング」を常に意識してチャンスを伺っていきましょう。

FX失敗回避策⑤：デモトレードで特性をつかむ

デモトレードを利用して、取引ルールの構築や市場・為替の特性を掴んでいくことも失敗を回避するにはとても有効です。

たしかに実際に自身の資金を使って取引をするほうが、精神面の強化も合わせて得られる経験値は大きいです。

それでも知識もない状態で、ただ単に資金を捨ててしまうようなギャンブル取引をするくらいなら、デモトレードで自信をつけて臨むことをおすすめします。

自分に合った証券会社を選ぶという意味でも、提供されているデモトレードを使ってみると後々後悔してしまうことも避けることができます。

FX初心者でも「取引ルール」と「メンタルコントロール」で失敗を避けられる

今回の記事では、FX初心者が陥りやすい失敗例から失敗を回避するために必要なポイントについて解説していきました。

「最初から大きなリスクを取らない」
「自分の取引ルールを守る」
「感情に任せた取引をしない」

といった一見当たり前にも思えるようなことでも、いざ自分の取引になると盲目になってしまうことがあります。

FXで勝てるのは、1～2割と言われることもありますが、自身の目標利益を達成できているプレイヤーも最初は皆さんが直面するような場面を乗り越えて、経験値を積み重ねてたどり着いています。

投資において絶対はありませんが、失敗の確率を減らしていくことはひとつひとつの努力で実現可能ですので、是非今回の記事を参考にしていただきながら目標に向かって突き進んでいってほしいと思います。