FXをやるうえで必須とも言えるのがチャートパターン。
始めてチャートパターンを見る方にとっては、ジグザグのグラフがたくさん並んでて何が何だか分からないという状況になってしまいますよね。
しかし、安心してください。
最初は基本の9パターンを覚えておけば大丈夫です!
チャートパターンを理解することの大切さ
チャートパターンとは、過去の相場の状況から作られた「こういう形になったらこうなる傾向が高い」というのを示してくれるグラフのことで、「フォーメーション分析」とも呼ばれます。
チャートパターンを覚えておくことで、実際のトレードに活かすことができるので、まだ覚えてない方はきっちり覚えておくようにしましょう。
チャートパターンを覚えることで勝率が上がる
勝っているトレーダーは、ほぼ全員チャートパターンを知識として活用しながら実際のトレードを行っています。
相場はこれからこういう傾向に進んでいくはずだというのが分析できれば、勝率はぐんと上がっていきますよね。
確実性をなるべく高めていくためにも、チャートパターンを理解することは大切です。
トレンドの転換ポイントを見つけられる
トレンドとは相場の流れのこと。
チャートパターンを理解しておけば、トレンドから上昇から下降、または下降から上昇へと切り替わるポイントを予想することができます。
そのポイントに合わせてトレードをしていけば、大きな利益を獲得することも可能ですし、リスクを最小限に抑えることも可能です。
トレンドの方向性を見つけられる
同じく、チャートパターンを理解すれば、トレンドの方向性を見定めることも可能です。
トレンドが継続なのか反転なのかを見極めることができれば、トレードもしやすくなります。
チャートパターンは大きく分けて「継続」と「反転」の2つ
「チャートパターン 種類」と検索すると、大変多くのパターンが出てきて混乱してしまいますよね。
しかし、初心者の方がまず覚えるべきは、チャートパターンには大きく分けて「継続」と「反転」の2つがあるということです。
トレンドが今後も継続しそうな時に現れる「継続パターン」
継続パターンとは、多少の上がり下がりはあるものの、価格の変動率や値動きの幅が小さい状態の時に時に出るパターンのこと。
一見あまり利益を獲得することはできないのではないかと思われるかもしれませんが、短期間でトレンドが上がり下がりするので、それに合わせてトレードを繰り返せば多少の利益を獲得することは可能です。
ただ、継続パターンは再度、前回のトレンド方向へ向かっていくための準備時間みたいなものなので、規則的な値動きの秩序が崩れる前に決済するようにしましょう。
トレンドが反転しそうな時に現れる「反転パターン」
反転パターンとは、トレンドが上昇から下降または下降から上昇と、トレンドの転換が起きる時に出るパターンのこと。
相場の天井や底値であらわれやすいものとされています。
継続パターンの代表的な5つの形
代表的な継続パターンは「レクタングル」、「トライアングル」、「ウェッジ」、「フラッグ」、「ペナント」の5つで、それぞれブレイクアウトした時に売買すると利益を獲得しやすいです。
それでは個別に詳しく見ていきましょう。
レクタングル
レクタングルとは、英語で長方形、短形(rectangle)という意味で、水平な2本のレジスタンスラインとサポートラインで形成されるパターンです。
実際の相場で現れた時は、すかさず高値(レジスタンスライン)と安値(サポートライン)で2本のラインを引きましょう。
レクタングルだと分析できたなら、レクタングルを一旦抜けて(ブレイクポイント)、前回と同じトレンドが見えた瞬間が売買のポイントです。
上昇トレンドでレクタングルが現れた場合はレジスタンスラインを抜けた時、下降トレンドでレクタングルが現れた場合はサポートラインを抜けた時にエントリーをするといいでしょう。
トライアングル
トライアングルはその名の通り三角形のチャート形状のもの。
トレンド中の一時的な調整の際に出現するもので、レートが上下しながらも横ばいの動きを続け、その後、その上下の動きがだんだん小さくなっていくチャートパターンです。
上下の動きが収束した後は、上昇下降どちらかのトレンド方向に大きく動くことが大きいので、売買のチャンスです。
売買ポイントは、ブレイクアウトをした時。
レートが上下しているレンジ内で買っても、収束後、どちらに動くかの判断は難しいので初心者の間はブレイクアウトした時に売買するのがいいでしょう。
ウェッジ
ウェッジはトライアングルの応用パターンとして知られている形で、形自体はトライアングルと似ているのですが、トライアングル形を作る前にブレイクアウトするというのが特徴です。
こちらもブレイクアウトした時に売買するようにしましょう。
ただし注意点として、トレンドが急に切り替わる場合があるのでお気を付けください。
具体的には、上下の値動きの幅が細くなってきたら警戒するようにしましょう。
多くの場合、トレンドの最中にある時は高値と安値の位置をレジスタンスラインとサポートラインと2本のチャネルラインで結ぶことができますが、トレンドのラインからレートがはみ出したらトレンドが変わるサインなので、覚えておいてくださいね。
フラッグ
フラッグはその名の通り旗の形をしているチャート形状で、平行な2本のレジスタンスラインとサポートラインで形成されるパターンです。
上昇トレンドであれば逆方向の下降トレンドでレンジを発生させ、下降トレンドであれば逆方向の上昇トレンドでレンジを発生させます。
売買のポイントは、ブレイクアウト時。
レジスタンスラインとサポートラインの2本を引き、上昇トレンドならレジスタンスラインを、下降トレンドならサポートラインを抜けていった時にエントリーする方法が分かりやすく、おすすめです。
また、フラッグはレートの上下する幅が収束することはないので、短期間で売買したい方はレンジ内で売買するのもおすすめですよ。
トレンドが下降している場合も、売買ポイントは同じ考えです。
ペナント
ペナントはフラッグと形は似ていますが、レジスタンスラインとサポートラインの幅がどんどん狭くなっていくところが特徴です。
フラッグとの違いは逆方向のトレンドが現れるかどうかです。
フラッグでは、逆方向のトレンドが出現しますが、ペナントでは逆方向のトレンドを出現させることはありませんので、チャートパターンを見極める上で一つの目安としてくださいね。
売買のポイントは、ブレイクアウトした時。
ブレイクアウト後は、再びレートが保ち合うことは少ないので、ブレイクアウトしたら即エントリーするという心構えで売買するといいでしょう。
反転パターンの代表的な4つの形
代表的な反転パターンは「ダブルトップ・ダブルボトム」、「ヘッドアンドショルダー・ヘッドアンドショルダーボトム」、「V字型トップ・V字型ボトム」、「ソーサートップ・ソーサーボトム」の4つです。
反転パターンが起こると、前回のトレンドとは逆方向のトレンドが発生するため、何も知らずに売買をしていると思わぬ損失を出してしまうことがあります。
そうならないためにも個別の反転パターンを見ていきましょう。
ダブルトップ・ダブルボトム
反転パターンの基本中の基本と言えるのがダブルトップとダブルボトム。
ダブルトップはアルファベットのMのように、下から上昇しているものが高値を2回つけて下降していく形で、Wトップとも表記されたりします。
ダブルボトムは、ダブルトップとは逆に、アルファベットのWのように上から下降してきた相場が安値を2回つけて上昇に向かうパターンです。
Wボトムとも表記されたりします。
それぞれ、上昇トレンドで現れるか下降トレンドで現れるかの違いなので基本の考え方は同じです。
売買ポイントはWトップの場合だと、サポートラインを下回ってきたときです。
ダブルトップの山ができ、2つの山を超えた後に2回目のサポートポジションができず、サポートラインを下回ったことを確認したら売買するようにしましょう。
ダブルボトムでも考え方は同じで、レジスタンスラインを上回った時が売買ポイントです。
ヘッドアンドショルダー・ヘッドアンドショルダーボトム
ヘッドアンドショルダーは下から上昇してきた相場がジグザグと小・大・小の山のような形を作った後に下降していくというパターンです。
ヘッドアンドショルダー・アップとも呼ばれたりします。
ヘッドアンドショルダーボトムはその逆で、上から下降してきた相場がジグザグと小・大・小の山のような形を作った後に下降していくというパターンです。
それぞれ、上昇トレンドで現れるか下降トレンドで現れるかの違いなので基本の考え方は同じです。
売買する上でのポイントは、3つ目の山がどうなるかをきちんと見極めること。
3つ目の山が形成され、ヘッドアンドショルダーであればサポートラインを下回る、ヘッドアンドショルダー・ボトムであればレジスタンスラインを上回った時が売買のポイントです。
V字型トップ・V字型ボトム
V字型アップは下降トレンドで下落しきった後に上昇トレンドへと切り替わるのでV字型を描き、Ⅴ字型ボトムは上昇まで順調に昇りつめた後、大きく下がるので逆にV字型を描く形になっています。
それぞれ、上昇トレンドで現れるか下降トレンドで現れるかの違いなので基本の考え方は同じです。
初心者でも見分けがつきやすいパターンなので、絶対に覚えるようにしておきましょう。
人気が収集しやすい状況で現れ、価格が急激に反転するパターンなので、V字型トップであればサポートラインを下回りそうな時、V字型ボトムであればレジスタンスラインを上回る時に売買を始めるのがおすすめです。
ソーサートップ・ソーサーボトム
ソーサー型は一定のレート幅を横ばいに推移しながら、弓なりの曲線を作るパターンです。
ソーサートップは上向きに半円を描いた後に下降していくのが特徴で、ソーサーボトムは下向きに半円を描いた後に上昇していくのが特徴。
売買のポイントは半円が終わる点。
ソーサートップであれば、円が終われば下降していくので、そのポイントで売買しておきましょう。
ソーサーボトムでも、売買ポイントの基本の考え方は同じです。
fxで勝てない人はチャートパターンを活用してみよう
9つのチャートパターンを理解すれば、FXをより有利に進めていくことができます。
最初は全部のトレンドに乗っかろうとはせず、自分の知っているチャートパターンが出現したら冷静に売買をすることが大切です。
慣れるまではシミュレーションをしてみたり、日々の為替レートを眺めているだけでもfxの練習になります。
fxに勝てない、またはどうやって注文や売買をしたらいいかわからないという方は今回紹介したチャートパターン9つを上手く利用してみてくださいね。
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