手軽に始められ、短期間で大きな利益を生み出す可能性のあるFX取引は、サラリーマンや主婦など多くの世代に人気の投資となっています。
そんな中でも大学生トレーダーがメディアなどで注目されるなど、大学生にも人気の投資手段のひとつとして広がりを見せています。
そんな夢のある世界に、大学生であるあなたもFX取引に興味を持っているのではないでしょうか。
そこで今回は「大学生がFX取引を始めるには」に重点を置きながら、大学生がFX取引するにあたり、失敗しないために抑えておきたいポイントを解説していきます。
大学生がFXをするメリットと知っておくべきデメリット
まずは大学生が他の投資と比べてどのような点でFXが向いているのか。そしてどのようなデメリットがあるのかまとめております。
プロと肩を並べて行う取引ですので、甘い考えのみで始めてしまうとあとで後悔してしまうことも。
まずはFX取引におけるメリット・デメリットを理解して、その上でFX取引をやるかどうか決めても遅くはありません。
メリット①:FXの勉強や取引に時間を割きやすい
大学生といえど、その忙しさは人それぞれですが、社会人と比べても自分のために使える時間が多いというのは大きなメリットです。
FX取引はしっかり資産を増やしていこうとすると、市場の流れや経済指標、分析の方法など勉強しなければいけないことがたくさんあります。
また実際の取引を通じながら、経験値を貯めていくことも非常に重要なことになります。
そのため、より多くの時間を費やすことが出来るというのは大きなメリットといえます。
メリット②:少ない資金から始めることが出来る
FX取引は他の投資と比べても、比較的少ない資金から始めることができます。
投資には自己資金がつきもので、その多くは大きな投資資金が必要になりますが、FX取引は取引口座と数万円の資金から簡単に始められます。
実際にFX取引をするために、数ヶ月アルバイトして数十万の資金を作り本格的に市場に参戦しているというトレーダーも多くいます。
学生である以上、借入と行った他人資本は当てにせずに、自分の資金のなかで始められる投資は限られていますので、FXはその点メリットであるといえます。
メリット③:政治経済や金融に関する知識が身につく
FX取引を行う上で、「情報」は非常に重要な役割を果たします。
市場は日々動いており、様々な要因で値動きが変動していきますが、その背景には経済指標や、社会情勢といった政治や経済に関する情報が関与しています。
FXを始めることで、いま世界で起きていることに触れていくので、様々な知識習得に繋がっていきます。
反対にこういった情報を理解して、取引に反映していかないと飲み込まれてしまうことも往々にして起こりえます。
メリット④:自分で稼ぐ力を身につけて、就職にも有利に働く
FXは取引を通じて、様々なスキルや知識を身に付けることができます。
特に政治や経済、金融に関することは、社会的には一般常識として知られていることも多くある一方で、意外と学生は積極的に触れ合ってこないと知らないことも結構あるものです。
そして実績を残していれば、自分で稼ぐことができるという自信をつけることができます。
この知識の差と自信や余裕の差は、就職活動に入った際にも良い意味で目立つことができ、将来的にはメリットが大きく感じられると思います。
デメリット①:のめり込むと学業が疎かになる
FXはほぼ24時間取引を行うことができ、特に日本時間で夜の時間帯は、ロンドンやニューヨークで取引が行われていることから、日中よりも値動きが激しくなる傾向にあります。
そんな夜間のFX取引にどっぷりはまってしまい、日中の講義に行けない、勉強が手に付かないとなってしまっては、本業である学業がどんどん疎かになっていきます。
しっかりと両立できるように時間配分には気をつけていきたいところです。
デメリット②:知識をつけないとギャンブル化して、借金が膨らむ
FXでは、幅広く色んな層が市場に参加しています。当然プロと呼ばれる機関投資家やトレーダーと肩を並べて、戦っていかなければなりません。
またFXではレバレッジをかけて、保有資金以上の金額を取引することができます。
この状況で、知識や情報を持たずに、値が上がるか下がるかのようなギャンブルをしていたらどうなりますでしょうか。
ときにはビギナーズラックで勝つということもあるかもしれませんが、トータルで見れば損失を重ねていく可能性が高いといえます。
しっかりと知識を学び、リスクヘッジしながら進めていかないと簡単に借金が膨らんでいってしまう点は注意が必要です。
デメリット③:詐欺商材など良くない誘惑が多い
FX取引に関連するような商材やセミナーに関する情報をインターネット上で見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
実際になかにはそれで実績を上げて商品にしているものもあるかもしれません。
しかし、市場は日々動いていて、時間が立てばその状況は大きく変わっていますし、毎日のように同じ動きをするわけではありません。
FXは投資であり絶対はありませんし、そこまで楽なものではということは最初のうちに理解しておいたほうが良いかもしれませんね。
大学生がFXを始めるためには?
それでは大学生がFXを始めるには、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。
実際に口座を開いておく分には、そのまま放置してしまっても問題はありません。
しかし、開設までに多少時間がかかる場合もあるので、やりたいと思ったときに出来るように空いた時間を使って、準備しておくと良いでしょう。
ステップ1:FX専用口座を開く会社を選ぶ
最初のステップは、FX取引を行う口座の開設です。そのためにも「どこの取扱業者を選ぶか」がポイントになります。
選び方は、スプレッド等の手数料やスワップポイント、ツールの充実度など様々な選び方があります。
しかし大学生という点でいうと、そもそも大学生が口座を作れる取扱業者のなかから選ぶことになります。
高校生や未成年は口座を作れるのか?
結論から言うと、親に同意をもらい同意書にサインをしてもらえれば開設することができます。
ただしなかには高校生はNGとしている業者や、開設は満20歳以上としているところなど、年齢制限を設けている取扱会社も少なくありません。
未成年でも口座開設ができるFX業者として有名なのは以下の3社です。
- SBI FXトレード
- LIGHT FX
- みんなのFX
一方で満20歳以上であれば、比較的口座開設のハードルは低いと言えます。
最初は少額でも取引ができるFX業者がおすすめ
FX取引は基本は1万通貨単位を基準にして、取引を行います。
しかし一部ではこれよりも少ない1000通貨や1通貨といった小さな取引単位で取引を行えるところもあります。
当然に、取引単位が少なければ必要となる証拠金の金額も抑えられるので、特に初心者のうちはおすすめです。
最低取引単位が少ないFX業者として有名なのが以下の5社です。
- SBI FXトレード
- 外為どっとコム
- YJFX!
- LIGHT FX
- みんなのFX
ステップ2:FX取引に必要な元手ってどのくらい?
例えば1ドル=100円としたときに1000通貨の取引をするだけならば、最低でも4,000円あれば取引を行うことができます。
しかし、この計算はバレッジを最大限に生かした数値であり、レートが反対に動いてしまえば簡単にロスカットが起きてしまいます。
取引に必要な証拠金は、簡単にいうと以下のような計算が行われています。
まだ初心者のうちはレバレッジもあまりかけずに、口座入金額の1/10~1/20の金額で取引すると安定的と言われたりしています。
したがって10万円入金したとすれば、取引に使うのは5,000円~10000円分にしておくと、ロスカットの危険性も減らせて、損失を最小限に抑えられます。
ステップ3:FXを始めるにあたって必要な書類や準備は?
次にFX口座を開くにあたって必要となる書類や準備物についてです。
取引に使用するパソコンやスマートフォンはもちろんですが、その他に以下のような書類を準備する必要があります。
- 本人確認書類
- マイナンバー書類
- (未成年の場合)親権者の本人確認書類・同意書類
【図解】
したがって、マイナンバーカードがあればそれだけで必要な書類が揃ってしまいます。
マイナンバーカードがなくても、通知カードと本人確認書類(運転免許証など)を組み合わせても大丈夫です。
ただし顔写真のない本人確認書類(健康保険書や住民票の写しなど)の場合は、追加で本人確認をできるような書類を求められることがあります。
ステップ4:口座に入金して取引開始
ここまで進んだらあとは、口座に入金して取引したい通貨を選んで取引を始めていきます。
まずは米ドルやユーロといった国際的にも主流の通貨からはじめてみることをおすすめします。
そして最初から大きな金額ではなく、小さな金額から証拠金も余裕を持った状態で始めることです。
くれぐれも10万円入れて、10万円で取引を最初からすることは無いように。レートが反対に傾いてしまえば簡単にロスカットを起こし、資金が無くなってしまいますので、その点だけは注意しておきましょう。
大学生からはじめるFXで失敗しないために抑えておきたい4つのポイント
ここからは大学生がこれからFXを始めるにあたって、本格的な取引を始める前に抑えておきたいポイントについて解説していきます。
先程の章までで口座の開設まで進めて、気持ちも高まっているとは思いますが、ここはひとつ冷静になって、ひとつずつステップアップしていきましょう。
FXの知識習得は必須!デモトレードで取引の感覚を掴む
FXでは、様々な通貨やチャート分析、そして情報を活用しながら取引を進めていきます。そして時間帯やニュースなど様々な要因から値動きが起きます。
最初はなぜ上がったのか、下がったのかその原因を掴みきれないと思います。
その感覚を掴んでいくためには実戦がやはり一番経験値を積むことができます。しかし、最初から自分のお金を使わずとも「デモトレード」を使って疑似体験をすることができます。
デモトレードは、実際の値動きをもとに架空の資金で取引をするので、もちろん勝っても利益はもらえませんが、取引の経験値を積むには最適の教材です。
自分の取引スタイルを見つけ、取引の履歴はしっかり取る
FX取引で大事なのは、自分自身の取引スタイルを決めて、データを取り改善をしていくことです。
最初は色々な情報を見ながら、自分に合った取引をデモトレードで試してみることからはじめてみると良いでしょう。
徐々に慣れてくると、自分なりの勝ちパターンのルールが決まっていきますが、それも今の市場に合っているだけで、明日または来週、来月の市場にはそぐわないかもしれません。
そのためにも日頃から取引の履歴をとって、自分の取引スタイルが合っているか確認しながら進めていくと、改善しやすくなります。
大事なことは、注文を入れる理由を作ること。やみくもに注文してはギャンブルとなんら変わりません。
ロスカットにならないよう資金に余裕を持った取引
FX業者は「ロスカット・ルール」というルールをそれぞれ設けています。
これは投資者の資金を守る目的で、通貨を保有している状態である一定以上の損失が出ているときに強制的に決済が行われる仕組みです。
したがってロスカットされると、最低限の資金を残して損失が確定してしまうことになります。
このロスカットを避けるためには、レバレッジをかけすぎずに、損切りを行うこと。
レバレッジを掛ける場合には入金している金額目一杯投資するのではなく、損失が起きても良い程度の金額に留めておくことが大事です。
「ここまで損失が出たら損切りをする」という自分のルールを決めておくことがリスクヘッジに繋がります。
最初は安定している通貨がおすすめ
FXの取引業者にもよりますが、取引できる通貨は主要国通貨から新興国の通貨まで多岐に渡り、米ドル/ユーロといった日本円を介さない取引もあります。
色々と目移りしてしまいますが、まずは米ドルやユーロといった主要国の通貨から始めていくのがおすすめです。
これは取引量も多く、安定した値動きをしているためFX取引の感覚を掴みやすいため。
通貨の中には閉鎖的なものや、取引量が少なく値動きの少ないもの、カントリーリスクを抱えており急激な変動を起こしやすいものがあります。
そのためまずは米ドルから始めて徐々に感覚を掴んで、そこから他の通貨にもチャレンジしてみるというのが良いでしょう。
社会人からしたら大学生からFXできるなんてうらやましい
ここまで大学生がFXをするために必要な準備や抑えておきたいポイントについて解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。
学生のうちは、学校で学ぶ内容が「どのように社会で生きるのか」と疑問に思うこともありますよね。
ただFXを始めると、国内外のニュースや情報が相当高い確率で気になり始めます。
勉強や実際に起きている出来事を「自分ごとのように捉えられる」ことは大きな学びであり、そんな経験ができる大学生は社会人からしてみたらうらやましい経験といっても過言ではありません。
いま大学生の皆様がFXをどのように捉えて、始めてみようと思っているのか人それぞれだとは思いますが、ぜひ良い経験のひとつとして今回の記事がきっかけになってくれたら幸いです。
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