in

信用取引は危険?FX取引と信用取引はどのように違うのか|違いを知ることで投資の幅が広がる!

為替のFX取引と株式の信用取引はよく比較される金融商品でもあります。

実際に取り扱っている商品も異なるのに、なぜ似た者同士にように比較されるのでしょうか。

この両者の共通点と違いを理解しておくことで、投資の選択肢として幅が広がりますし、将来的な分散投資にも繋がっていきます。

そこで今回は「FX取引と信用取引」に焦点をあて、どこが似ていて、どこが異なるのか徹底的に解説していきます。

信用取引とはどのような取引方法なのか?

そもそも信用取引とはどのような取引方法なのでしょうか。

FX取引と比較する前に信用取引の取引内容や仕組みについて解説していきます。

投資スタンスによっては将来的に分散投資の選択肢に入る金融商品でもあるので、まずは知識として確認していきましょう。

信用取引とは、担保を提供して資金や証券を借りて取引すること

信用取引とは、一定割合の担保を預けることで、取引を行うための資金や証券を証券会社から借りて取引を行います。

この担保は割合が決められていて、担保として預けたお金の3倍まで借りることが出来るようになっています。

本来、株式の現物取引では10万円の株を買うためには10万円の資金が必要ですが、信用取引では1/3の資金または株式を預ければ取引を行うことができます。

所定の期限内までに返済をしないといけない

 

信用取引の大きな特徴のひとつとして、一定の期限日までに借りた資金や株式を返済しなくてはいけません。

一般的にお金を借りた際にも、返済期限があるように信用取引にも返済期限が存在しています。

株式はFXのような差金決済が禁止されています。そのため株式の取引を行う際には「実際に資金移動が行われる」必要があります。

そのため信用取引のように、担保をもとにお金を借りて株式取引を行い、返済期限までに返済を行うという仕組みになっています。

「制度信用」と「一般信用」という2種類の取引方法がある

信用取引には「制度信用取引」と「一般信用取引」の2つの種類があります。

この2種類には返済期限や取引できる銘柄などに違いがありますが、これは証券金融会社が絡んでくるためです。

制度信用取引の場合は、返済期限が6ヶ月以内と短く、取引所が選定した銘柄しか選ぶことができません。

一方、一般信用取引は比較的自由度が高く、返済期限も長めに設定されていますが、その分手数料が制度信用よりも高くなる傾向にあります。

損失が出たり、追加で証拠金を支払う可能性がある

 

信用取引では「追証」と呼ばれる後から追加で担保を要求されるような状況が発生します。

これは信用取引によって建てた銘柄の含み損や、担保として出した株式の値下がりによって、証券会社が定める担保率を割った際に補うために、追加で担保を要求されます。

追証が行われてしまうと、追加で担保を入れるか決済を行い返済をしなければなりません。

FX取引と信用取引が似ているポイントとは?

ここからはFX取引とよく比較される信用取引について、共通しているポイントについて解説していきます。

どちらの証拠金(担保)を元手にそれ以上の金額で取引ができること

まずは両方とも証拠金・担保を預けることで、レバレッジをかけて預けている金額以上の取引を行うことが出来るという点です。

FX取引では最大25倍まで、信用取引では約3.3倍までレバレッジをかけることができます。

買い・売りのどちらからでも注文ができる

FX取引も信用取引も売り注文からスタートできるのも大きな共通点のひとつです。

実際に株式の取引を行っていると、これは値下がりするなという銘柄も出てきます。

こういったときに信用取引の空売りを活用することで、相場が下がっているときにも利益を獲得できる可能性が広がります。

現物取引と比べたらどちらもリスクは高い

レバレッジをかけることができるということは、リターンも大きい分リスクも同様に大きな取引になります。

どちらも注文と反対の動きをしてしまえば、元本を大きく既存する可能性も十分にあり得ます。

そのためレバレッジを適切に活用して、リスクヘッジしながら取引を進めていく必要があります。

FX取引と信用取引で異なるリスクやデメリットは?

FX取引と信用取引の共通点を見ていきましたが、ここからはFX取引と信用取引で異なる部分について解説していきます。

投資である以上リスクがつきまといますが、金融商品が変われば関わるリスクやデメリットも変わっていきます。

このリスクを理解して上手く付き合うことで、投資の選択肢が広がっていくので、しっかり確認しておきましょう。

取引方法によっては、借りた資金や証券を返す期限が決まっている

信用取引の場合は返済期限が設定されていますが、制度信用の場合は最長6ヶ月と決められています。

一方で一般信用取引の場合は、返済期限は証券会社が設定して良いことになっており、返済期限を無制限にしている証券会社もあります。

この点FX取引には返済期限はないので、返済期限が設定されている信用取引の方が、返済までに損失を解消できるのかというプレッシャーがかかります。

金利の支払や貸株料が発生する

信用取引の場合は実際にお金や株式を借入して取引を行う仕組みになっているので、借りているお金や株式にも金利や手数料が発生します。

FX取引においては、取引手数料はほとんど買値と売値の差であるスプレッドのみという状況なので、信用取引の方が取引にかかる手数料は高い傾向にあります。

含み損により追加で保証金を入れる「追証」が発生する可能性がある

先程も少し触れましたが、信用取引には一定の担保率を割った場合には追証が行われ、決済か追加で担保を払うかの選択を迫られます。

FX取引でもロスカットと呼ばれる取扱会社が定める証拠金率を割ってしまった際に、さらなる損失回避と資金保護のために強制決済が行われます。

FXの場合はアラート機能はあるものの、ロスカットのラインを割ってしまえば有無も言わさずに強制決済が行われます。

一方で、信用取引の追証は短いながらも期限が設定されており、それまでに対応をすれば取引を継続することができます。

決済によって負債が残る可能性がある

先程触れた追証とロスカットについて、もうひとつ触れて起きたいと思います。

FXのロスカットの場合は、資金を守るための強制決済のため、著しい為替変動でない限りは、追加で支払が発生することはなく預けている資金の喪失で済みます。

一方で信用取引の追証の場合は、追証を求められている時点で、借り入れて建てた株式の含み損または担保の値下がりが大きい状況になっています。

この時点で当然に担保としているお金以上の損失が信用取引で起こってしまっている可能性も十分にありえます。

追加で担保を入れなければ決済を行わなければならないため、決済した金額で返済額に満たなければ手元資金から返済を行わなければなりません。

すなわち信用取引の決済によっては負債が残ってしまう可能性があります。

仕組みを理解し、適正なリスクヘッジを取れば怖くない!けどFXの方がおすすめ

今回の記事ではFX取引と信用取引の違いについて解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

為替は差金取引が出来るが、株式は差金取引ができない。そのために両者は似ているポイントもありながら制度的には大きく異なる部分も見受けられましたね。

データ分析において、為替の分析の方が得意という方もいれば株式の方が得意という方もいるので、おすすめは好みで分かれてしまいます。

一方で共通する部分もあり、実際にFX取引と信用取引の両方に分散投資を行っている投資家もたくさんいらっしゃいます。

金融商品の仕組みを理解して、どのようなメリットとリスクがあるのかを知ることで、正しくリスクヘッジして投資の幅を広げることができます。

投資は何事も勉強や準備が大切ですので、積極的に情報を取りながら自分が理解できるように噛み砕いて将来の資産形成に繋げていっていただきたいです。

 



FXを無料で学べる「fx-dojo」が登場!
この記事は、完全無料でFXの学習ができる「fx-dojo」からお届けしています。
fx-dojoは、FXの基本から実践まで、完全オンラインで無料で学習できるスクールです。これまでに合計10万人以上もの受講生が学んできました。

FXの初心者の方でも、実践的なカリキュラムで着実にスキルが身につきます。学習後はすぐに現場で活躍できるはずです。
これまで、会社員の方の転職・独立、主婦の副業、定年退職者の資産運用など、幅広い層の方にご参加いただいています。
FXを学びたい、新しい収入源を手に入れたい、人生を変えたいと考えているなら、ぜひfx-dojoにご登録ください。

今なら、受講生限定で現役トレーダーが監修した優秀な「自動売買ツール」をプレゼントしています。FXの学習と実践を同時に体験できるまたとないチャンスです。
LINEで無料の適性診断も用意しているので、ぜひお試しください!

まずは無料入団!