FXは株式投資よりも少ない資金で始められることから、投資初心者に人気の金融商品です。
しかし、FXは少額から大きく稼げる可能性もある分、リスクもあるため、取引を始める前にリスクや注意点を知っておくことが大切です。
今回は、FXのリスクや損しないための注意点、リスクを回避するための対策について解説します。
FXのリスク
FXを始める際には、リスクを理解した上で行いましょう。
リスクを知っておかなければ、大損する可能性があります。
主なリスクは以下の4つです。
- 為替変動
- 金利変動
- 流動性
- スリッページ
それぞれのリスクについて詳しく解説します。
為替変動
為替相場は、予想通りに動けば利益が出ますが、反対に予想とは違う動きになると損をしてしまいます。
これを為替変動リスクと言います。
とくに、土日を挟んだ週明けの月曜日は、金曜日の為替レートとは大きくかいりすることが多く、ポジションを持ち越していると大きく損をしてしまう可能性が高いです。
損失を避けるためにも、FXを始めたばかりのうちは、できるだけポジションは金曜日までに決済するようにしましょう。
金利変動
FXでは、金利の低い国の通貨を売って金利の高い国の通貨を買って保有していると、毎日「スワップポイント」がもらえます。
しかし、政策金利は、各国の政策や経済情勢により逆転する可能性があるのです。
政策金利が逆転すると、逆にスワップポイントを支払わなければなりません。
これを金利変動リスクと言います。
流動性
流動性リスクとは、自分が希望した通りのタイミングで取引が成立しないことです。
通常、外国為替市場は取引が活発で高い流動性がありますが、主要国の祝日や世界的に注目される経済指標の発表前などは、取引量が少なくなり流動性が低下します。
その結果、注文が執行されるまでにかなりの時間がかかり、思いがけない損失が出ることがあります。
流動性リスクを避けるために、細かくチェックしておかなければいけません。
スリッページ
スリッページとは、相場が急変したときに、希望したレートとは違う価格で約定してしまうことを言います。
とくに注意するのは、世界的に注目される経済指標の発表や米国の雇用統計発表のタイミングのとき。
このタイミングは相場が急変することが多いです。
スリッページが起こりやすくなるので注意しましょう。
FXで損をしないための注意点
利益をあげるためにFXを行うのも良いですが、重要なのは「損をしないためのFX」です。
大きな利益を狙おうとすると、大きなリスクも背負うことになります。
主な注意点は2つ。
- ハイレバレッジに注意
- ロスカットに注意
FXで損をしないために、どんな部分に注意するべきか解説します。
ハイレバレッジに注意
FXは最大25倍までレバレッジをかけることができ、少額でも大きな利益を狙えます。
しかし、判断を誤ってしまうと、その分大きな損失が出てしまう可能性もあるため、レバレッジの使い方には注意が必要です。
FXトレードを始めたばかりの方は、まずは2倍程度のレバレッジから始めることがおすすめ。
トレードに慣れてきてから、少しずつレバレッジを上げるようにしましょう。
ロスカットに注意
ロスカットとは、ポジションの損失が一定の水準を超えたときに、保有ポジションを強制的に決済する仕組みのことです。
ロスカットがあることにより、さらなる損失の拡大を防げるため最低限の資金を温存ができます。
しかし、ロスカットされてしまうと損失が確定してしまうため、できるだけロスカットは避けるようにしましょう。
ロスカットを防ぐには、証拠金維持率をチェックして、急激な為替変動が起きても損失が大きくならないような範囲で取引をすることが重要です。
また、レバレッジをかけると、小さな値動きでロスカットされてしまうため、初心者はできるだけレバレッジを抑えて取引しましょう。
FXのリスクを回避するための対策
FXリスクを回避するための対策を解説します。
FX初心者の方は、リスクを回避するためにどのような対策をして良いかわかりませんよね。
大損しないためには、以下の対策を知っておきましょう。
- 損切りの徹底
- メジャーな通貨を選ぶ
- 初心者は少額から始める
- デモトレードで勉強しておく
いくつかの対策を考えておくことで、リスクを防げるようになります。
損切りの徹底
FXのリスクをを回避するためには、損切りルールの徹底が重要です。
FX初心者で含み損が発生しているにも関わらず、決済を先延ばしにして損失がさらに膨らんでしまうという失敗例は少なくありません。
重要なのは、ねばらずに損益を低くすることです。
損失が大きくなってしまわないためにも、損失が出た場合は、自分なりの損切りルールを決めておくようにしましょう。
初心者のための主な損切りポイント
(参考図解:https://min-fx.jp/start/fx-losscut/)
損切りポイントは、サポートラインとレジスタンスラインの「少し外側」におくのがおすすめです。
サポートラインとは、相場が一定の水準を維持し、それ以上下落しないと考えられる「底」のことをいいます。
一方、レジスタンスラインとは、相場一定の水準を維持し、それ以上上昇しないと考えられる「天井」のことです。
一般的に、サポートラインまたはレジスタンスラインを超えると、トレンドが変わるタイミングのため、損切りポイントの目安となります。
ただし、サポートラインやレジスタンスラインのすぐ近くに損切りポイントを設定は避けるようにしましょう。
これは、サポートラインやレジスタンスラインを超えて、トレンドが変わるかと思ったら、今ままで通りの値動きに戻る「ダマシ」が発生する可能性があるためです。
損切りポイントをサポートラインやレジスタンスラインをすぐ近くに置いてしまうと、「ダマシ」が発生した場合、利益を狙えたのに損切りよって資金が奪われてしまいます。
ダマシによる損切りを防ぐためにも、損切りポイントは、サポートラインの「少し下」、レジスタンスラインの「少し上」に設定するようにしましょう。
メジャーな通貨を選ぶ
FXで取引できる通貨には、大きく分けて、メジャー通貨とマイナー通貨の2種類があります。
- メジャー通貨……米ドル・日本円・ユーロなどの先進国の通貨
- マイナー通貨……トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドなどの新興国の通貨
メジャー通貨は、取引量が多いため値動きが安定していることが特徴です。
さらに、「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」など、メジャー通貨同士の通貨ペアは、スプレッドが安く提供されてます。
このように、メジャー通貨の取引は、マイナー通貨よりも取引がしやすいため、初心者はメジャー通貨で取引を始めるようにしましょう。
初心者は少額から始める
FXを始めたばかりの初心者のうちは、少額から取引を始めることが大切です。
トレードに慣れないうちから、いきなり高い金額で取引をすると、損失ばかり出てしまう傾向があります。
少額なら、それほど大きな損失はでないでしょう。
資金を無駄にしないためにも、初心者のうちは少額でトレードの経験を積んでから、徐々に資金を上げるようにしてください。
デモトレードで勉強しておく
いきなり自己資金を入金してトレードすることが不安な方は、デモトレードを活用するのもおすすめです。
FX会社の中には、デモトレードといって自己資金を入金せずに無料でトレードの練習ができるサービスがあります。
しかし、デモトレードでは自分の資金を使うわけではないため、緊張感のない取引の癖がつきやすくいのがデメリットです。
デモトレードでうまく取引ができるようなったのに、実際のFXで取引ではうまくいかずに資金を無駄にしてしまうケースも多くあります。
デモトレードを活用する場合は、あらかじめ取引や損切りのルールなどを決めて、できるだけ本番のFXと同様の感覚で取引するようにしましょう。
FXは注意しないと大損する可能性も……
少額から始められることが魅力のFXですが、FXには為替変動・金利変動・流動性・スリッページなど、さまざまなリスクがあります。
とく、初心者のうちはリスクを避けるためにも少額から始め、レバレッジを低めに設定してトレード経験を積むことが大切です。
最初のうちは「稼ぐ」ことよりも「損失を低くする」を重視することを考えてみてください。
今回の記事を参考に、リスクや注意点を考慮した上で、トレードをするようにしましょう。
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