FX専業トレーダーで生活は出来るの？｜メリットとデメリットも解説

たまにInstagramやTwitterで「ノウハウを教えます！」と言っている人が多いFXですが、少し怪しいなあと思ってしまっている方もいるのではないでしょうか。

世の中には実際に、FXを生業にして生きている方々が居ます。
では、そういう方々は実際はどのような生活をしているのでしょうか？

また、FXに専念してトレーダーとして生活するために必要な収入はどのくらいが目安になるのでしょうか。

本記事は、そのようなFXを専業にして生活をしている方に向けた疑問を解消する内容となっています。

この記事でわかること

• FX専業トレーダーはどんな生活をしているの？
• FX専業トレーダーのメリットとデメリット
• FX専業トレーダーになるための収入目安

それでは、まずはFX専業トレーダーの生活についてみていきましょう！

FX専業トレーダーの生活とは？

皆さんのFX専業トレーダーの生活のイメージはどんなでしょうか？

 

• 「ずっと家に居そう」
• 「1日中パソコンを見ている」
• 「休む暇なさそう」

 

など、様々なイメージがあるかと思います。

ですが、それは本当に正しいのでしょうか？

調査して分かったことをベースに、FX専業トレーダーの実際の生活を明らかにしていきます！

1日中パソコン画面を見ているの？

まずはじめに、このイメージですね。
FXを専業として生活している方々は、1日中パソコンの画面を見ているかというと、実際そんなことはありません。

人によりますが、大体の方はFXに使う時間は4-5時間程度です。
トレードそれ自体よりも、情報収集に時間をかける方が多く、午前中の家事の合間にパソコンやスマホを利用して情報収集を行う方もいますね。

また、NY時間が開く22時以降になると取引が増えて忙しくなるという方もいました。

そのため、確かに情報収集のためにネットニュースなどを見る時間は多いが、株式市場のチャートを見るためだけにパソコンとにらめっこをする時間は少ないです。

引きこもりすぎて体力が落ちる？

次に、FX専業トレーダーは家で仕事をずっとしているため引きこもりになるというイメージですが、これも正しくありません。

確かにFXの取引はパソコンやスマホを用いて行うため、家で行うことができますが、午前中の情報収集のために気分転換にカフェなどで仕事をする方もいます。

そして、FXの取引は時間を選ばないため、朝にランニングの時間を取るなどして、自身の健康を保つように努力をしている方も見受けられますね。

土日も関係なくチャートを確認してるの？

FXを専業として働く人は土日も関係なく株式市場をモニタリングしているため、自由時間がないというイメージもあります。これも実際は、正しくありません。

確かに、土日も関係なくチャートを確認することはできますが、平日の取引である程度の収益を生むことができれば、土日は完全に自由時間になります。

しかし、FXの特徴柄、世の中のニュースに敏感になる必要があるため、土日もニュースはこまめにチェックするようにしている人も多いのではないでしょうか。

FX専業トレーダーはメリットが多い

ここまでで、FX専業トレーダーの生活について説明をしました。
次は、FX専業トレーダーにはどのようなメリットがあるのか説明していきます。

先ほどまでの説明の通り、FX専業トレーダーは非常に多くのメリットがあります。たくあんあるメリットの中から、特に大切な3つを抜粋してご紹介いたします。

一般的なサラリーマンでは稼げない金額を稼げる

日本人の平均年収は441万円と言われています。

では、FX専業のトレーダーが、順調な取引を継続していき、到達できる年収は「800万円-1000万円」と言われています。

実際に、一般的なサラリーマンの2倍以上の金額を、それなりの自由時間ともに得ているのです。

しかし、これを聞いて安易に「FXを専業にしよう」と考えるのは良くありません。

実際に1000万を超えるような利益を年で出しているようなFX専業トレーダーは朝も昼も問わずに弛まぬ努力を続けられるような方々ですね。

まずは、副業程度に考えながら行なっていくようにしましょう。

わりと自由時間が多い

何よりもメリットなのは、会社に属する必要がなくなるため、時間的余裕が生まれることです。

例えば、今までは土日勤務の会社に属していたとすれば、FX専業トレーダーに転身することで、周囲の友人の予定に合わせやすくなったりするのです。

しかも、場所的な自由も得ることができますね。

今まではわざわざ遠い会社のオフィスまで通勤しなければいけませんでしたが、FX専業トレーダーになることで、好きな場所で働けるようになります。

自分のペースで仕事ができる

会社の人間関係に悩むことの多かった人にとっては大きなメリットになりますね。

トレードは1人で情報収集をして、取引を行うため、職場の煩わしい人間関係で悩む必要がなくなります。

また、納期などに追われることもなく、自分のペースでトレードができるため、自由に毎日を生活できるようになるでしょう。

FX専業トレーダーのデメリットは？

FX専業トレーダーになることで、社会の煩わしさから解放されることも出来るのですね。

それでは次に、FX専業トレーダーになることのデメリットも抑えておきましょう。

元金として大金が必要

一番初めに来るのは、金銭的問題ですね。

一攫千金の可能性があるにせよ、FXは投資の取引であり、その投資に失敗してしまった場合に、手持ちの資金が途絶えてしまえば、路頭に迷いかねません。

そのため、資金を投資用の資金と生活用の資金に分けることをおすすめします。

万が一、投資用の資金が尽きてしまったとしても、半年間ほどは生活が出来るような貯蓄があると良いでしょう。

社会的には無職

FX専業トレーダーのデメリットとして次にあげられるのは、社会的には無職であるという点です。

会社に属する社会人であれば、社会的には会社に属しているだけで、収入が悪かろうとある程度の社会的信頼を得ることができますね。

しかし、FX専業トレーダーは社会的に言ってしまえば「投資で成功した無職」なわけです。そのため、クレジットカードの審査や住宅ローンの審査に引っかかってしまう可能性が高くなります。

それでも、ある程度長期的にFXで利益を出せていれば、それは会社に属しているのと同等に社会的信頼を得れることはあります。

あなたには社会的信頼を得れるまでFX専業トレーダーとして、経験を積んでいくような忍耐力はあるでしょうか。その忍耐力こそが、FXを続ける上で必要な精神的能力であると言えますね。

税金が高い

FX専業トレーダーであることのデメリットとして、税金が高いということも挙げられます。

FXで得た利益は「先物取引に係る雑所得等」として、申告分離課税の対象となります。

言い換えれば、FX以外の利益とは分けて税額計算をして納税する必要があります。

FX専業トレーダーでは、FX以外の税金を計算する必要はありません。

そして、FX専業トレーダーの税金はいくらかかるのかというと、住民税5%と所得税15%に合わせて、東日本大震災の復興のための財源として2037年までは0.315%の税金がかかるため、総額合わせて「20.315%」の税金がかかることになります。

FXで利益がたくさん出たからといって、それを全て自分のために使ってしまうと、来年度の税金が支払えないという事態にもなりかねません。

そのため、FX専業トレーダーでは収入に対して約20%の税金がかかることを覚えておきましょう。

FX専業トレーダーになるにはどれくらい収入が必要？

これまでで、FX専業トレーダーの生活やメリット・デメリットについても解説してきました。

最後に、FX専業トレーダーになるためにはどれくらいの元金（収入）があれば良いのでしょうか。みていきましょう。

FX専業トレーダーに必要な運用資金は「今の年収の2倍」

FX専業トレーダーは、非常に多くのメリットがありますが、精神的にはすごく摩耗される職業です。

FX以外に利益がないため、万が一FXで失敗してしまった場合に無一文になりかねません。

そのため、FXを始める際にはある程度まとまったお金が必要になります。

その際の基準としてご紹介するのは、「今の年収の2倍」を基準とする方法です。

仮に今、会社で400万円を稼いでいるならば、運用資金である800万円を貯めてからFX専業のトレーダーになるべきです。

FXは常に利益が上がるわけではなく、大損をしてしまうときもあるでしょう。

そこで、今までの年収分（400万）しか用意できなかった時に、それをFXで溶かしてしまえば、取り返しのつかないことになってしまいます。

もし何かがあった時でも、1年間は生活が出来るように、年収の2倍を基準として、サラリーマン時代の年収を下回らないように運用していくのが賢いやり方と言えるでしょう。

まとめ

本記事では、FX専業トレーダーの生活やメリット・デメリット、FX専業トレーダーになるにはどれほどの収入が必要なのかを解説していきました。

FXの専業トレーダーは話を聞いている限りだと、すごく簡単にお金が稼げる方法であると勘違いしがちですが、実際はかなりのハイリスクを背負った働き方なことを理解しましょう。

FXを専業にするために必要なのは「忍耐力」です。
自分の収入を上げていけるように忍耐力を持って頑張っていきましょう！