FXで投資をしていると、「利食い」や「損切り」などの言葉を耳にすることはないでしょうか。
初心者の方は数々の専門用語で頭が混乱してしまいますよね。
FXの基礎用語を軽くおさらいしておくと、通貨の持ち高を「ポジション」、新しくポジションを持つことを「エントリー」、所有しているポジションを決済することを「エグジット」といいます。
以上の基本用語を抑えたところで、本記事ではFXの利食いについて詳しく掘り下げていきます。
この記事でわかることは、次の3つです。
①利食いとは何か?
②失敗しないための利食いのコツ
③利食いのタイミング3つのルール
ではまず初めに、利食いとは何かを説明するところから始めましょう!
FXの利食いとは何か?損切りと何が違う?
FXにおける「利食い」とは、所有しているポジションを決済して利益を確定することをいいます。
逆に、損失が出ているポジションを決済することでそれ以上の損失を防ぐことが「損切り」です。
FXをしていると、相場の変化を見ながら、「もっと待てばさらに利益を取れるかも」という欲や「この損失を取り返すまでは決済できない」という焦りから冷静な判断をできないこともしばしばあります。
実際には幾度もFXで経験を積んでいるプロでも、利食いや損切りの判断は難しいことが多いと言われています。
しかし、やはり「どうせFXをするなら失敗したくない」と考えているのではないでしょうか。
本記事では、FXで失敗しないための利食いのコツをまとめていますので、ぜひご覧ください!
失敗しないためのFXの利食いのコツ
失敗することが怖くてなかなかFXに手を出せていない初心者の方は、FXの利食いのコツについて詳しく知れたら嬉しいですよね。
この項では、トレードスタイル別に異なるFXの利食いのコツについて説明していきます。
FXのトレードスタイルは主に3種類あります。
- スイングトレード
- スキャルピング
- デイトレード
では、それぞれのトレードスタイルに適した利食いのコツをみてきましょう!
スイングトレードの場合
スイングトレードの場合は、1回の利食いでどれだけ利益を伸ばせるかが勝負となります。
そもそもスイングトレード 自体が1週間程度の時間をかけてトレードを行うため、エントリー回数も少なくなり、1回あたりのエグジットで利益を出さないと話になりません。
実際に狙いに行く利幅はだいたい100pipsから500pipsほどです。
仮に、10万通貨で1ロットの場合は、10-50万円ほどの利益になります。
スキャルピングの場合
スキャルピングの場合は、1日に何回のトレードの機会があるため、小さく利益を積み重ねて行くことが大切です。
もし、数pipsの含み益が出たらすぐに利食いをしてしまいましょう。
デイトレードの場合
デイトレードの場合は、1日のうちにトレードを終えるため、スイングトレード ほど利益を伸ばしに行く必要はありません。
目安としては、数pipsから数十pipsの利幅が狙えるときに、トレードを行うようにしましょう。
利食いのタイミングを間違えないための3つのポイント
もし万が一利食いのタイミングをミスってしまうと、本来は獲得できていた利益を無駄にすることになりかねません。
そこで、大切になるのはどのようなタイミングで利食いをすると良いのかを知ることです。
この項では、利食いのタイミングを間違えないための3つのポイントをご紹介します。
利食いのタイミングを間違えないためのポイントは次の3つです。
- トレンドラインに注目する
- 利益幅でルールを作る
- 時間で区切る
では、それぞれ1つずつ詳しく掘り下げていきましょう!
①トレンドラインに注目する
トレンドラインというのは、相場を見るためのチャート上で相場の傾向や方向性を示す線のことです。
そこで、中でも特に注目してほしいラインが2つあります。それは、「サポートライン」と「レジスタンスライン」です。
サポートラインとは、これ以上相場が下がらないと予測される値をプロットした線です。一方、レジスタンスラインとは、これ以上相場が上がらないと予想される値を示した線になります。
これらの線に近づいたときに、一度利益が出ているポジションを利食いするようにしましょう。
もし、このラインをブレイクした場合に、さらなる利益を一度で得れる場合もあります。経験を積んである程度の相場の予測ができるようになったときには、ブレイクを狙うのも良いでしょう。
(右の図解を挿入)
②利益幅でルールを作る
利食いで失敗しないためには、「このくらいの利益が出たら必ず決済しよう」と決めておいて、その利益幅に達したときには必ず利食いをするようにしましょう。
もちろん、そのままさらに利益を狙っていけば、さらなる報酬を得ることができる場合もあるでしょう。
しかし、そこで自分なりのルールを守り、冷静に利食いの判断をすることで、トータルとしてFXで勝利できる確率が高まります。
決める利益幅の水準がやや難しいですが、過去のチャートを分析して、その値幅よりやや少なめの利益幅を設定することで、FXで失敗することを防げるでしょう。
③時間で区切る
最後に、FXをやっていて自分の予測できない相場になった場合は、時間で区切り、一度ポジションを全て解消してしまうのも1つの戦術です。
どのくらいの時間で区切るのかは相場の状況にもよりますが、欧州時間など、相場が移動し、新たな投資家たちが参入してくる時間の前に利食いをする場合が多いことを押さえておきましょう。
利食いで成功する人が気にしているテクニック
最後に、FXで勝ち取ったお金で夢を見るためにも、利食いで成功する人が気にしているテクニックをご紹介します。
FXで成功している人にはある共通点があります。それは「いかなる時も冷静なこと」です。
何も最初から冷静沈着に取引を行えているのではなくて、彼らは勝率を上げるためのテクニックを知っています。
この項では、そのようなFXで成功するためのテクニックをご紹介します。
利食いで成功する人が気にしているテクニックは、次の3つです。
- リスクワードを最低1:2以上にする
- エントリーした時の時間足で決める
- 自分ルールを厳守する
では、それぞれ1つずる詳しくみていきましょう!
リスクリワードを最低1:2以上にする
あなたは「リスクリワード」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
リスクリワードとは、「損切り」と「利食い」の比率のことをいいます。
このリスクリワードを最低1:2以上、要するに、損切り1に対して利食いが2の比率にするということがポイントです。
なぜかというと、そうしないと取引が終了時点で損切り分の投資金を回収できないからですね。
ここで大切なのは、トレードで大切なのは勝率ではありません。勝つときには微量ながらもたくさん買っていても、負けるときに一気に負けてしまえばトータルでマイナスになってしまいます。
リスクリワードを大切にして、利食いの比率を増やすようにしましょう。
エントリーした時の時間足で決める
利食いに関しても損切りに関しても、エントリーしたときの時間足で決めるようにしましょう。
相場がどのような環境なのかを上位足からみて行くことは大切になりますが、できるだけ主観を排除するために最終的な利食いはエントリーの時と同じ時間足で決めましょう。
自分ルールを厳守する
最後に、FXで最も大切といっても過言ではないのが、自分で決めたルールを厳守することです。
それは利食いに限ったことではありませんが、パチンコなどにも当てはめることができますね。自分が勝っている時に「もっと勝てる!」と思い込んで投資をするも、全部負けてしまうというような事例になります。
その気持ちは非常にわかります。自分の決めたルールを簡単に厳守できていれば、みんな何も悩まずFXの勝ち方なんて調べないはずですよね。
しかし、どう足掻いても「ルールを守ること」がFXで勝つためには最重要です。
普段の生活でも、禁煙や貯金などのルールを守ることを心がけていきましょう。それは次第に自分の癖となり、FXの自分ルールも自然と守れるようになっています。
あなたが自分ルールを厳守できるように応援していますね。
利食いで大切なことは「欲張らない」こと!
本記事では、FXの利食いについて、失敗したいためのコツや勝つためのテクニックと共にご紹介しました。
この記事を通して最も伝えたいことは、「自分で決めたルールを守りましょう!」ということです。
FX失敗の最大の敵は、欲張ってしまうその心にあります。順調に勝っているのにさらなる利益を求めて結果的に負けてしまったことは身に覚えがあるでしょう。
「これくらい稼いだら利食いをする」そのルールを守り、過度に欲張らないことがFX攻略のための糸口です。
あなたがFXで利益を出せることを祈っています!
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