FXの基本はシンプルな手法！順張りと逆張りをマスターして堅実に勝ちを狙おう

FXを初めてしばらく経ってから、「なかなか思うように勝てない…」と悩む方は実は結構いらっしゃいます。

FXの手法は様々あり、一つの手法が上手く行かないと他の手法を試してみようと試行錯誤を重ねたくなるものですが、実はシンプルな手法の方が勝ちやすかったりするんです。

今回は一度基本に立ち返る意味も込めて、シンプルなFX手法についてお伝えしていきます。

シンプルなFX手法とは

FX手法にはいろいろな種類のものがありますが、シンプルなFX手法というと、1~2つくらいしか指標を使わないことを言います。

手法を多く使用しすぎることで、かえって判断基準があいまいになるのを防ぎ、単純に売買を進めていくことができます。

基本は順張りと逆張りの2つ

そもそもFX手法の基本は「順張り」と「逆張り」です。

トレンドの方向性や強さをより正確に分析した上で、その流れになるのか、または流れの逆に向かっていくしかありません。
デイトレを行うのであれば、今日は陽線になるのか、それとも陰線になるのかという風になるべくシンプルに考えていけば迷いも少なくなります。
本質を見失うことなく淡々とFXを行うことこそ、勝つための大切な要素になってくるのです。

FXで勝つのに手法は関係ない

勝つために、手法は関係ない＝全く手法を使う必要がないというわけではありません。

勝ち続けているトレーダーほど、必要最小限の手法しか用いず、かなりシンプルな手法でトレードをしていることが多かったりします。

FXで勝つには裏技的な手法を取り入れなくてはいけない！といった幻想を抱く人が多かったりしますが、実際そんな魔法のような手法はありません。

基本の王道パターンを用い、勝ち戦だけに参加するといった感覚でトレードを進めていくことが大切です。

シンプルな手法で勝つコツ

それではシンプルなFX手法で勝つためのコツを見ていきましょう。

FX手法は多くても2つまで

シンプルな手法で勝ちたいなら、手法は多くても2つまでに留めておきましょう。

おすすめは「移動平均線＋水平線」または「ボリンジャーバンド＋移動平均線」です。

これ以上手法を用いると、チャートが見えにくくなり、売買する上での判断もあいまいになってしまいます。

各手法については後程ご紹介いたします。

手段の目的化は避ける

FXにおいて、あくまでも手法は分析・予測をするための手段です。

ですが、上手く行かない時ほど、他の手法を次々に試してみて手段が目的化してしまう場合があったりします。
もちろん、状況によって分析手法を使い分けるのは問題ありませんが、「この手法で勝てないから次の手法を使ってみる」という風に、手段が目的化しないように気を付けましょう。

テクニカル分析を使ったおすすめのFX手法3選

シンプルなFX手法で稼ごうと思えば、以下の3つの手法をきっちり押さえておけばバッチリです。

水平線（サポートライン・レジスタンスライン）

水平線とは、サポートラインとレジスタンスラインによってできる線のこと。

レートはサポートライン・レジスタンスラインで価格が反転しやすい特徴を持っているので、水平線を引くことで多くの売買ポイントを見つけることができます。

水平線で勝つためのポイント

図を見ても分かる通り、レートがラインに達したところで価格が反転してますよね。

この時市場では、新規の買い、もしくは、損切りの買い注文をする勢力と、新規の売り、もしくは、ブレイクアウト狙いの売り注文をする勢力がぶつかり合っています。

したがって、より勢力の大きい方に従うことが、勝つためのポイントとなってくるのです。

移動平均線

移動平均線とは、一定期間の終値の平均値を求めて結んだ線のことで、視覚的に相場の状況を把握することが可能になります。

また、移動平均線には「単純移動平均線（SMA）」・「指数平滑移動平均線（EMA）」・「加重移動平均線（WMA）」の3種類がありますが、最初は一般的に使用されることの多い「指数平滑移動平均線（EMA）」が使えるようになるといいでしょう。

移動平均線で勝つためのポイント

移動平均線で覚えておくべきことと言えば「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」ですね。

ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へとクロスしたもので、買いサインとなるポイントです。

デッドクロスはゴールデンクロスとは反対に、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へクロスしたもので、売りサインとなるポイントです。

これらのクロスポイントが発生したら、売買できるようにしておきましょう。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、一定期間の平均価格を線でつないだ移動平均線に標準偏差を盛り込んだグラフのこと。

移動平均線からどれだけデータがばらついているかを見ることで、価格の変動幅を分析することができます。

ボリンジャーバンドで勝つためのポイント

ボリンジャーバンドは順張りで力を発揮します。

注目ポイントはバンドが横ばい状態を続けた後、±2σのラインの外側に終値が位置している時です。

この時、ブレイクした方向へトレンドが発生する確率が高くなるので、絶好の売買チャンスとなります。

これはボラティリティ・ブレイクアウトと呼ばれる現象で、小さな価格変動の中でエネルギーを貯めていた相場がバンドの外へ突破すると同時に、トレンド発生する可能性が高くなる傾向にあります。

シンプルなFX手法を使っているのに勝てない時の対処法

ただ、シンプルなFX手法を使っているのにも関わらず、なかなか勝てないという方もいらっしゃると思います。

その方たちは、以下の理由があるのではないでしょうか。

順張りで勝てない理由

順張りはエントリーのポイントが少ないため、チャンスが来るまで待ち続ける辛抱強さが必要になります。

そのため、チャンスを待ちきれずに「今買ったらレートが上がるんじゃないか？」と何の根拠もなしに感覚で買ってしまうようだと損失を起こす原因になってしまいます。

また利益確定が難しいところも、順張りで勝てない理由の一つでしょう。

ある程度利益が出ていても、頭と尻尾はくれてやれの気持ちで最高値または最安値が来るタイミングを待ちましょう。

逆張りで勝てない理由

逆張りでは、「今これだけ価格が上昇しているから、この後価格が下降するするだろう」と根拠無しに買ってしまうと、予想とは逆に価格が下がりすぎて大損失を発生させる原因となります。

また、逆張りの王道パターンはレンジ相場での短期売買ですよね。
なので、じっくり深く考える傾向にある方は売買タイミングを逃して上手く勝てないといったケースがあるので、頭の回転を速くして、淡々と取引していくのがポイントになってきます。

逆張りで勝っていくには、短期決戦でコツコツ稼いでいくのが定石です。

まとめ

FXが上手くいかず、ノウハウコレクターのようにいろいろなFX手法を試していた方は、今回の記事を参考にシンプルなFX手法にシフトチェンジしてみてはいかがでしょうか。

また、チャンスをドシッと待っていられる方は順張り、せっかちでじーっと待つのが苦手な方は逆張りといったように、自分の正確に合わせて順張りか逆張りかを選んでみてもいいかもしれませんね。