FXで今後の値動きについて分析をする手法の一つに「テクニカル分析」というものがあります。
トレーダー毎に使用する手法は様々ですが「テクニカル分析」をしっかりと理解して、自分に合う手法であるか、自分の値動きに対する考え方に近しい手法なのかを判断することは大切です。
「テクニカル分析」を理解しFXで大切な予測に深みを持たせたい人向けに手法と注意点をまとめています。
テクニカル分析とは何か?
テクニカル分析とは、株価や通貨などの値動きの推移をグラフ化したチャートを分析する手法です。投資家の心理を分析することで売買の判断材料にします。
テクニカル分析の中でも代表的な、
- ローソク足
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- MACD
- RSI
上記の6つの分析手法を紹介していきます。
ローソク足
ローソク足とは、一目見て値動きを判別出来る記号です。テクニカル分析の基本となる判断手法となります。
ローソク足を見て値動きを判別するためには「陽線」「陰線」「ヒゲ」と呼ばれる形状の理解が不可欠です。
「陽線」とは、始値より終値が高い価格で終わった場合の実態部分を指します。実態部分が長い場合は買いの勢いが強かったことを表し、逆に実態部分が短い場合は買いの勢いが弱かったことを表します。
「陰線」とは、始値より終値が低い価格で終わった場合の実態部分を指します。実態部分が長い場合は売りの勢いが強かったことを表し、逆に自体部分が短い場合は売りの勢いが弱かったことを表します。
「ヒゲ」とは、ローソク足において高値と安値を指します。ヒゲの長さで高値固や安値固での売り買いの圧力の強弱を表します。
ヒゲは「上ヒゲ」「下ヒゲ」があり、上ヒゲが長い場合一時は値上がりをしたけれど売りの圧力が強く押し戻されて終了したことを表します。この時に、値上がりが長く続いた後に上ヒゲが現れた場合、高値固に近くなている可能性が予測できます。
逆に、下ヒゲが長い場合一時は値下がりをしたけれど売りが一巡して買いの圧力が強く押し戻されて終了したことを表します。この時に、値下がりが長く続いた後に下ヒゲが現れた場合、安値固に近くなている可能性が予測できます。
移動平均線
移動平均線とは、ある一定期間の価格からの平均値を計算して動きを滑らかに見やすくしたものです。
移動平均線を使用することによって相場の大まかな流れと現在の価格が、過去の価格と比べて高値なのか安値なのかを一目で判断できます。
移動平均線の分析は投資家の心理状態を読み解くことができたり、ゴールデンクロス(買いシグナル)とデッドクロス(売りシグナル)を判断する指標となるので非常に重要です。
強い値上がりが続いている時の投資家の心理状態としては「できるだけ安値で買いたい」というものでしょう。例えば、過去の分析で〇日移動平均線まで値下がりすると値上がりする動きがあるとすると、〇日移動平均線まで値下がりするタイミングで買う投資家が多くなる傾向にあります。
このような移動平均線を支持線(サポートライン)や抵抗線(レジスタンスライン)と言います。
また移動平均線には複数の期間を組み合わせて分析することで、重要なゴールデンクロスやデッドクロスなどのシグナルを判断することが出来ます。
ゴールデンクロス(買いシグナル)は、期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を上を超えるタイミングで、買いのサインです。
反対にデッドクロス(売りシグナル)は、期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線の下に抜けるタイミングで、売りのサインとなります。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、過去の値動きを表す移動平均線上に過去の値動きを分析した値動きの上下幅の目安を加えたものです。
ある一定の確率で値動きが収束しやすいレンジを「σ(シグマ)」と呼びます。平均値から上のレンジを+1σ、下のレンジを-1σ、これらを2倍したものを+2σ、-2σと呼びます。
正規分布の理論によると価格変動が、
- 平均値の±1σに収まる確率は68.26%
- 平均値の±2σに収まる確率は95.44%
- 平均値の±3σに収まる確率は99.73%
と想定されているそうです。
主にボリンジャーバンドは「+1σを超えたら売り、-1σを超えたら買い」のような見解で使われます。しかし、±1σに収まる確率は68.26%なので、収まらない確率も31.74%あるということです。
ほとんどの値動きが±2σに収まるという確率を大前提にした手法となりますので、収まらなかった時に耐えられる投資の範囲で使用するのが肝とされています。
一目均衡表
一目均衡表とは、細田悟一という日本人が1936年に「一目山人」というペンネームで発表したテクニカル指標です。
海外のトレーダーいからも「Ichimoku」と称されて、ローソク足チャートと共に日本発のテクニカル指標として使用されています。
MACD
MACD(マックディー)とは、日本語でいうと「移動平均収束拡散」となります。
名前の通り移動平均線を応用させた手法です。
2つの移動平均線を使って「新規注文」と「損切り」のタイミングを判断します。
トレンドの方向性を認識するためには、MACD(マックディー)の使用が有効的です。
RSI
RSIとは、Relative Strength indexの略で現在の相場が上昇しているのか、下降しているのかを明確にする指標です。
RSIは、レートが上昇しているか下降しているのかを0~100%の数値で表します。
基本的には、70%以上が買われ過ぎている状態で30%以下は売られ過ぎている状態です。
ある一定の数値で行ったり来たりを繰り返しているときに、RSIは大きな力を発揮するでしょう。
テクニカル分析の手法と注意点まとめ
今回は、テクニカル分析の手法と注意点について徹底解説しました。
テクニカル分析は、「方向性を追うことができるトレンド系」「変化の様子をみるオシレーター系」の二通りに分類することができます。
自分のトレードスタイルや現在の相場に対して適した手法を使い分けてみてくださいね。
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