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【FXの基本】指値注文と逆指値注文の違いとは？手法を分かりやすく解説

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いざFX投資をはじめようと思ったとき、一番初めにぶち当たる壁は「注文方法」ではないでしょうか？

FXには、「指値注文」「逆指値注文」「成行注文」と大きく分けて3つの注文方法があります。
今回は、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすくまとめました。

FXをスタートする際に3パターンの注文方法を押さえておけば、応用した注文方法も理解できるようになるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

この記事で分かることは

  1. 指値注文とは何か
  2. 逆指値注文・成行注文との違い
  3. 注文する方法と活用する方法

つまり、このページを読み終わるころには、それぞれの注文方法をしっかりと理解した上で、自分に合う注文を開始できるようになっているでしょう。

FXの指値注文とは？逆指値注文・成行注文とは何が違うの？

FXの注文方法は、基本的に「指値」「逆指値」「成行」の3つに分けられています。それぞれ注文方法が違えば、メリット・デメリットも異なるので何がどのように違うのかを具体的に解説していきます。

指値注文

指値（さしね）注文とは、自分であらかじめ決めておいたレートになったら売買が成立する注文方法のことです。指値注文は、利益がでるレートを指定したい人が使用します。

現在の価格よりも「下がったら買う」あるいは「上がったら売る」という注文方法です。

指値注文は、「利食い注文」「利益確定注文」と呼ばれることも。なお、あらかじめレートを指定しておくことができるので、画面に張り付いて値動きを見張る必要がないといったメリットがあります。

  • 「売り」ならば現在よりも高い価格に指定をして注文する
  • 「買い」ならば現在よりも安い価格に指定して注文する
  • 指定したレートになると成約する
  • 指定したレートにならなければいつまで経っても成約しない

逆指値注文

逆指値注文とは、指値注文と真逆の手法で、損失の出るレートで指定をする注文方法です。現在の価格よりも「上がったら買う」または「下がったら売る」といった注文になるので一見損をしているように感じるかと思います。

一般的に、私たちが物を売買するときには、「安い価格で買う」「高い価格で売る」とお得ですよね。そのため、真逆の動きをする逆指値注文は違和感がある方も多いのではないでしょうか？

FXでは、上昇や下落に勢いがつくケースがよくあるため、逆指値注文が主流となっています。

現在の価格よりも高くなっているときに注文することで、さらに価格が右肩上がりになり利益が出ることを予想しているからです。

反対に現在よりも価格が下がったタイミングで売ると今後もっと下落するかもしれない状況を先読みして止めることができます。

  • 「売り」ならば現在より安い価格に設定して注文する
  • 「買い」ならば現在よりも高い価格に設定して注文する
  • 指定レートになれば成約される
  • 指定レートにならなければいつまで経っても成約されない
  • 「損切注文」をするとリスクを最小限に留めることができる

成行注文

FXの代表的な注文方法は、指値・逆指値・成行の3つです。指値注文、逆指値注文と一緒に「成行注文」も押さえておくといいでしょう。

成行注文は、レートを指定せず取引画面を見ながらリアルタイムで注文をする方法です。

「現在、表示されている価格で買いたい（売りたい）」と思ったときに注文することができます。

指値や逆指値のように注文する際に設定がなく、「今、買いたい！」と思った瞬間に「買い」「売り」のボタンをクリックするだけですので注文が簡単。

  • 成行注文はリアルタイムで注文を出せる
  • エントリーや損切のタイミングを見逃さない
  • 数秒ごとに切り替わるレートに乗るためには瞬発力が必要
  • 注文がすべる可能性がある

逆指値注文の活用方法

ここからは、レートの流れに乗る手法である「逆指値注文」の活用方法をご紹介します。

活用①　上昇・下降トレンドにあわせる

円高方向に下落していくことを「下降トレンド」、円安方向に上昇していくことを「上昇トレンド」と言います。

上昇トレンドに合わせて、買うとそのままの勢いで大きな利益を狙うことができるのです。

反対に、下落している下降トレンドに合わせることで大損をする前に食い止められます。

活用②　損失を未然に防ぐ

逆指値注文は、大きな損失を未然に防ぐことができます。たとえば、現在1ドル100円のポジションを持っていたとして、「97円になったら売る」と指定し注文をします。

為替相場は一度、下落すると急激に下降する傾向があるため、97円に留めておくことで大幅な損失を食い止められるのです。

指値注文・逆指値注文の方法

ここからは、指値注文と逆指値注文の方法について解説していきます。利用するサイトによって注文の手順が異なるので、ご自身が利用するサイトのやり方を調べてくださいね。

ここでは、基本的な流れを解説するので、ざっくりと注文の手順を押さえることができます。

損失を限定させる「逆指値注文」の方法

まずは、損失を小さく抑える「逆指値注文」のやり方をお伝えします。

  1. 注文タイプを「逆指値注文」に設定をします。
  2. 「買」に表示されている価格よりも円高の注文価格を入力しましょう。
  3. 確認ボタンをタップします。
  4. 確認画面が表示され、問題なければ「注文する」をタップしてくださいね。

たったの4つのステップで逆指値注文を完了させることができます。逆指値注文では、「買」に表示されている価格よりも円高を指定するようにしてくださいね。

利益を確保する「指値注文」の方法

ここでは、利益が出るレートを注文する「指値注文」のやり方をお伝えします。

  1. 注文タイプを「指値」に設定しましょう。
  2. 「指値価格」を入力します。
  3. 「確定する」をタップ。
  4. 確認画面が表示されたら「注文する」を押して指値注文が完了します。

指値注文のやり方も、逆指値注文と同様で4つのステップで完結します。注文を確定したら、あとはレートの動きが指定したところに到達するまで待つだけです。

指値注文が約定しない場合の対処法

指値注文は、為替相場が指定していた値段に届かない場合に約定しないケースもよくあります。

というのも、1ドル100円が現在の相場でありながら「1ドル200円」など現実離れしたレートに指定していればいつまで経っても約定しません。

指値注文で指定したレートは、成約する前であればいつでも変更できるので現実的なレートに指定をし直しましょう。

なお、相場が指定したレートに届く直前で反転する可能性もあるので、ギリギリを見極めることが大切です。

指値・逆指値はいくらで注文するべき？

指値注文・逆指値注文の価格設定は、具体的にいくらにすべきと断定できません。

というのも、為替相場は常に変動しておりタイミングによって指定すべきレートが大きく異なるからです。

まずは、現時点での為替相場の変動を見て「これくらいで買いたい（売りたい）」と思うレートを指定してみてくださいね。

成約する前であれば、指定したレートを変更したりキャンセルしたりできるので予想通りにいかないときは調整しましょう。

指値・逆指値を同時発注する方法

指値と逆指値を同時に発注する注文方法のことを「OCO注文」と言います。

指値と逆指値の両方の注文を出して、どちらか片方が成約したら、もう一方の注文を取り止めることができるのです。

為替相場が円安方向に上昇するのか、円高方向に下降するのか全く動きが読めないときに便利。

たとえば、「1円100ドル」のポジションを持っていた場合、

指値注文：110円
逆指値注文：99円

上記のようにそれぞれ同時にOCO注文をします。

すると、円高に下降しても損失は1円に抑えられますし、円安に上昇したら1円の利益を出すことができるのです。

為替相場がどちらに動いても利益は大きく、損失を小さくすることができる「低リスクな注文方法」と言えます。

指値注文は有利になるレートを指定して注文する方法

本ページでは、FXの基本的な注文方法である「指値注文」について具体的に解説しました。

本ページをまとめると

  • 指値注文は利益がでるレートを指定して注文をする方法
  • 逆指値は損失がでるレートを指定して注文する方法
  • 成行注文はリアルタイムで値段を見ながら注文をする方法
  • 指値注文と逆指値注文で成約しない場合は指定したレートを変更する

逆指値注文の「損切」は、大きなリスクを回避するために上手く活用した方がいいでしょう。なお、一つの注文方法にこだわるのではなく指値注文と逆指値注文を同時に行う「OCO注文」の存在も押さえておくと便利です。



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