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IFD注文とは?FX初心者が押さえておくべき2つのデメリットを解説

IFD注文

「IFD注文ってどのようなときに使うの?」「メリット・デメリットを知りたい」そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?

IFD注文は、指値注文や逆指値注文の一歩進んだ注文方法ですので、苦手意識を持ってしまいがちです。

ここでは、IFD注文をマスターできるように活用方法やメリット・デメリットについて詳しくお伝えします。

本ページを読み終わるころには、IFD注文の良し悪しを理解し、適した局面で活用できるようになりますよ。

IFD注文とは?

IFD注文そもそもFXには、「指値注文」「逆指値注文」「成行注文」という3つの基本的な注文方法がありますよね。それからさらに応用させた注文方法が「IFD注文」「IFO注文」「OCO注文」の3つです。

本題の「IFD注文」とは、指値注文と逆指値注文を応用させた予約注文のことを指します。

「IFO注文」や「OCO注文」は指値注文と逆指値注文を複雑に組み合わせて活用するので、比較的に難易度が高いのですが、「IFD注文」はシンプルな組み合わせ方をするので応用をスタートする際にうってうけな注文方法です。

では、IFD注文がどのような注文方法であるかを具体的に解説していくのでご覧ください。

IFD注文は新規注文(買い)と決済(売り)を同時に出せる

指値と逆指値注文では、一度にひとつの注文までしかできませんでした。IFD注文では、新規注文と決済を同時に発注できるので、相場の流れにあわせた対応も可能です。

IFD注文は、イフダン注文と呼ばれており「if(もし)○○だったら××をDone(執行する)」という意味を持ちます。

もし、相場が上昇したら新規注文をする」といった自分の予想にあわせて予約注文をすることができるのです。

IFD注文の組み合わせは、全部で4パターンあります。

  1. 指値(買い)+指値(売り)
  2. 指値(買い)+逆指値(売り)
  3. 逆指値(買い)+指値(売り)
  4. 逆指値(買い)+逆指値(売り)

IFD注文は、新規注文(買い)と決済(売り)を同時に発注可能ですので、相場が急に下落しても許容範囲内で決済(売り)ができます。

IFD注文のメリット・デメリット

IFD注文のメリット・デメリット「この価格になったら買い、この価格になったら売る」と指定予約ができるIFD注文。一見メリットだけしか見当たらないように感じますが、デメリットもあるのでしっかりと把握しておきましょう。

IFD注文のメリット

IFD注文は、利益確定と損切りを同時に出すことができる点が最大のメリットです。損失のリスクを回避できるうえに、利益があがる可能性も高くなります。

また一度発注しておけば、24時間自動で売買してくれるので、忙しい人でも気軽にFXを始められることも嬉しいポイント。

相場の動きを見ながら「損切りした方がいいかな…。」「ここで新規エントリーしない方がいいかな」といったメンタル面で左右されることがないこともメリットの一つ。

  • 24時間自動で売買できる
  • 損失のリスクを回避できる
  • 利益が出やすい
  • 機械的に取引できるのでメンタル面に左右されない

IFD注文のデメリット

IFD注文のデメリットは、新規注文した価格にならなければ取引が開始されないことです。

「FXを注文したけれどなかなか約定しない」といった声をよく耳にしますが、現在のレートからかけ離れた場所に指定しても取引がスタートしません。

ですので、現在のレートに沿った注文をしなければならないので、約定される範囲内を予測しましょう。

また、相場が予想外な動きをしたときに大きな損失が出る可能性があります。

たとえば、「110円で新規エントリーして、120円に達したら決済(売り)する」といった指定予約をした場合、115円に上昇してその後すぐに急下降したら決済されずにそのまま下落してしまいます。

上記の点がIFD注文の最も恐るべし欠点といえるでしょう。

  • 予想外の動きをしたときに大きな損失が出る可能性がある
  • レートからかけ離れた価格に指定すると約定されない

IFD注文の使い方

IFD注文の使い方ここからは、IFD注文の使い方を解説していきます。「IFD注文をやってみたいけど、どのような始めたらいいのか分からない」という方は、手順をチェックしましょう。

利用するFX会社によって多少異なりますが、だいたいの流れは同じですので参考にしてみてください。

  1. 「新規指値」「逆指値」のページを開きましょう。
  2. 「売買区分」を選択します。
  3. 希望の「数量」と「注文単位」を入力してください。
  4. 有効期限を設定します。
  5. 指値あるいは逆指値の希望数値を入力しましょう。
  6. 「IFD注文」をタップします。
  7. 「注文確定」をタップして完了。

正式に注文できているのかを確認するために、「注文履歴」をチェックしておくことも大切です。慣れるまでは注文一つとるのに戸惑うことも多いかと思いますが、実践あるのみです。

数回繰り返せば自分なりの取引のコツが分かってくるので、まずは慣れることを第一に注文をとってみましょう。

IFD注文を取り消す方法

すでに発注済みのIFD注文を取り消したいといった状況の方もいらっしゃるかと思います。IFD注文は、2ステップで取消が完了するので以下の手順通りに進めてみてくださいね。

  1. 注文一覧画面を開いて「変更・取消」ボタンをタップ。
  2. 取消確定ボタンをタップ。

念のため、再度一覧画面を見て取消が成立しているのかを確認しておきましょう。

IFD注文で押さえておきたい注意点

IFD注文の注意点IFD注文を始める前に、押さえておくべきポイントを2つお伝えします。

  • 注文期限切れに注意
  • 下落相場に注意

上記の2点を見落とさないようにすると、IFD注文で勝率を高められるでしょう。

注文期限切れに注意

IFD注文は、新規エントリーを自動で行うため、現在のレートからかけ離れた価格に設定していれば取引が開始されないので注意しましょう。

その後、自分で設定した有効期限が切れてしまうケースも少なくありません。

新規注文が約定しなければ始まらないので、現時点のレートに沿った価格に指定してくださいね。

下落相場に注意

IFD注文は、ひとつの新規注文(買い)に対してひとつの決済(売り)しか発注できません。

そのため、利益確定をするために指値で決済注文をしたところ、相場が大きく下落してしまい手動で損切りしなければならないケースも。

上記の状況で損切りできなければ大きな損失となってしまう確率が高いので注意しましょう。

「損失だけはしたくない」という方は、ひとつの新規注文に対して損切りを指定してくださいね。

IFD注文で勝率アップを狙うコツ

IFD注文IFD注文で勝率アップを狙うためには、損切りを設置することが重要です。損切りをしなければ、相場を確認していないタイミングで急下降してしまう可能性もあるからです。

新規注文をしたと同時に逆指値の損切りを指定して、利益確定は手動で行うと勝率がアップします。

24時間見張らなくていい点がIFD注文のメリットではありますが、圧勝するためには利益確定を手動で行う方法がおすすめです。

IFD注文で賢く儲けよう

IFD注文のまとめIFD注文は、指値注文と逆指値注文を組み合わせた手法ですので、初心者にとって難しく感じてしまうかもしれません。

しかし、応用させた注文方法のなかでは最もシンプルで活用場面がたくさんあるので、100%理解を深めておくといいでしょう。

新規注文と決済を一度に指定できて自動で進めてくれるため、忙しい合間を縫ってFXを始めたい方にもうってつけです。



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