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FXのマージンコールはロスカットの一歩手前だから気を付けて!対処法も解説!

FXのマージンコールはロスカットの一歩手前だから気を付けて!対処法も解説!

FXをやっている方であれば誰もが注意する必要のある「マージンコール」。

ただ、FX初心者の方であれば、マージンコールが何なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。

今回はFX初心者の方に向けて、マージンコールの基礎知識から、実際のイメージ、またマージンコールが起こった時の対処法などを詳しく解説していきます。

マージンコールの基礎知識

マージンコールの基礎知識まずはマージンコールの基礎知識から見ていきましょう。

マージンコールが何かを知るには、先にロスカットとは何かから見ていくと分かりやすいです。

ロスカットとは

ロスカットとは、含み損が大きくなった場合、更なる損失の拡大を防ぐために行われる自動決済機能のことです。

強制的にロスカットされるので、「強制ロスカット」とも呼ばれます。

これは現物取引をしていれば行われることは無いのですが、FXの場合、株式投資のように値動きが激しくないため、レバレッジをかけて取引をしていますよね。

何銭レベルの値動きではあまり設けることができないため、レバレッジをかけて、数十万円の資金で数百万円の取引をしていたりしています。

しかしこういったレバレッジ取引をしていると、相場が100.000円から99.995円に下がっただけでも大きな損失になることもありますよね。

また、大きな金融ショックが起これば、たちまち損失が拡大してしまいます。

損失が大きくならないため、極端に言えば、トレーダーが借金レベルの損失を被らないためにもロスカットという機能が設けられているのです。

マージンコールとは

含み損が発生して、証拠金維持率が一定レベルを下回った場合に発動される通知のことです。

マージン=「証拠金」、コール=「要求」という意味で、証拠金とは、簡単に言うと、FX口座に預けているお金(資金)のこと。

すなわちマージンコールとは、「このままだと含み損がさらに拡大してロスカットになるから、証拠金を追加して」という要求で、この時に要求される証拠金のことを「追加証拠金」と呼びます。

このマージンコールはロスカットの一歩手前だという通知でもあり、もし保有しているポジションの含み損が更に拡大し、証拠金維持率が下がっていくと強制ロスカットになってしまいます。

実際のマージンコール・ロスカットイメージ

実際のマージンコール・ロスカットイメージそれでは実際、マージンコールやロスカットはどのような流れで行われるのでしょうか。

以下の条件下で簡単な流れをチェックしておきましょう。

  • FX口座に20万円を入金
  • マージンコールが証拠金維持率100%を下回った時
  • ロスカットが証拠金維持率50%を下回った時

1ドル100円の時にレバレッジ10倍で1万通貨単位購入したとします。

この時必要な証拠金は「100円×10,000通貨÷10=10万円」ですね。

FX口座には20万円を入金しているので、この時の証拠金維持率は「200,000÷100,000×100=200」で200%となります。

マージンコールが出るのは100%を下回った時なので、証拠金が10万円になった時ですね。

この場合の為替レートは「200,000-(100-X)×10,000=100,000」で求められるので、X=90、すなわち1ドル90円になってしまうとマージンコールが発動されます。

また、ロスカットは証拠金維持率50%を下回った時なので、15万円の損失が出て、証拠金が5万円になった時ですね。

この場合の為替レートは「200,000-(100-X)×10,000=50,000」で求められ、X=85、すなわち1ドル85円になってしまうとマージンコールが発動されます。

たかが数円の値動きのように見えますが、レバレッジをかけていることで、わずかな値動きでも大きな損失となってしまうので、注意しましょう。

FX会社のマージンコール・ロスカット 比較表

実際どれくらいの証拠金維持率でマージンコール・ロスカットが発動されるのか気になるところですよね。

なので、主要FX会社7社のマージンコール・ロスカット表を作ってみましたので、是非参考にしてください。

各FX会社 マージンコール ロスカット
SBIFXトレード 以下2回の警告メール
証拠金維持率100%以下
証拠金維持率60%以下
証拠金維持率50%以下
外為どっとコム 証拠金維持率200%以下 任意の証拠金維持率以下
ヒロセ通商 証拠金維持率200%以下 証拠金維持率100%以下
みんなのFX 証拠金維持率120%以下 証拠金維持率100%以下
DMM FX 証拠金維持率100%以下 証拠金維持率50%以下
セントラル短資FX 証拠金維持率125%以下 証拠金維持率100%以下
GMOクリック証券 証拠金維持率100%以下 証拠金維持率50%以下

FX会社ごとに水準が結構違っているのが分かりますよね。

会社によればマージンコール機能が無い場合もあるので、あらかじめどれくらいでマージンコールやロスカットが行われるかはしっかりチェックしておきましょう。

マージンコールが出た時に行うべきこと

もし含み損が大きくなってマージンコールが発動した場合、何をしなければいけないのでしょうか。

相場が回復するのを待ってそのまま放置しておくのも1つの手ではありますが、何もしなかったがために強制ロスカットになるのはなるべく避けたいですよね。

したがって、マージンコールが出た際は、トレーダーは以下で紹介する2つの対応の内、どちらかを行うと良いでしょう。

1.早めに損切をする

1番の手は自分で損切をすることです。

特に強制ロスカットになってしまう方で多いのが「損切タイミングが遅かった」、「損切タイミングが分からなずにポジションを保有したままにしていた」というものです。

これらの原因として「決済すると損失が実現してしまうから、損切したくない」という心理の影響が大きくあります。

特にFX初心者の場合は、相場の現状やチャート分析よりも自分の気持ちを優先させてしまうことがありますよね。

しかし、気持ちを優先したとしても含み損が大きくなってしまえば強制ロスカットになるのは変わりありません。

「相場が回復して含み損が小さくなるかも…!」という気持ちは共感できますが、損失を最小限に留めるためにも、マージンコールが出たら早めに損切を行うようにしましょう。

2.証拠金維持率を上げる

次の対応策が証拠金維持率を上げることです。

強制ロスカットは証拠金維持率が低下し、一定基準に達することで発動してしまいます。

そのため、以下の方法で証拠金維持率を上げることができます。

・FX口座に追加入金して証拠金を増やす
・保有しているポジションを一部決済する

資金に余裕がある方はFX口座に追加入金をしても問題ないと思います。

反対に資金にあまり余裕が無い方や、損切したいけど少し様子見をしたいという方は、保有しているポジションを一部決済することで証拠金維持率を上げるようにしましょう。

ただし、明らかな相場の変動があり、これからも含み損が拡大し続けると感じた場合は損切をして、仕切り直しをした方がいい場合もあります。

ロスカットを避けるためにマージンコールには注意しよう

ロスカットを避けるためにマージンコールには注意しようもしマージンコールが出た場合は早めに損切を行うか証拠金を増やすようにしましょう。

そもそもマージンコールが出るほどの含み損を抱えている時点で損切を行うタイミングが遅いと認識しておく必要があります。

FXで大事なのは「勝つこと」よりも「負けないこと」です。

自分ルールに従いながら稼いでいけるように頑張りましょう。



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